「俺たち、つかまっちまうのかな」
「つかまるわけがないさ。だって、俺たちは
風なんだぜ。
誰にもつかまえられないさ」
「つかまるわけがないさ。だって、俺たちは
風なんだぜ。
誰にもつかまえられないさ」
その時。俺たちは確かに風になった。
時速30キロメートルの壁をめざして。
「捕まるかな？」
「つかまんネーよ。
だって、俺たち
自転車だもん」
そうです。これはあまりにしょーもない実験でした。
その日、友人のひとりがバイクで捕まりました。
速度測定レーダー、いわゆる「ねずみ獲り」です。
制限速度30kmのところを、彼は「原付バイク」で50km出してしまったのです。
これが事の発端でした。
そこは下り坂であったため、原付バイクでも容易に速度を超過してしまいます。
彼にはそれがたまらなく不愉快だったのです。
彼の不平不満を聞いているうちに、ひとりが言いました。
「なぁ、自転車もレーダーに捉えられるのかな？」
つまらない、しかも、実に興味のある疑問です。
「金属だから捉えられるんじゃない？」
「でも、自転車ってスピードメーター、ないよね？」
確かに。
「だいたい免許がないだろ？」
確かに。
この話に、みんな身を乗り出しました。
ここはひとつ「実験」するしかない。
そこは、いつもネズミ獲りを行う、言わば定番のような場所でした。
突然30km制限になる下り坂は、警察にとっても、とってもおいしいスポットなのでしょう。
下見が、報告に来ました。
「まだやってる！今ならできるぞ！」
そうです。彼がつかまって1時間ほど。まだ速度取締は終わっていませんでした。
「よし！出動だ！」
我々は、20人近くの仲間で、この実験に挑みました。
まるでこの日のための5段変速。僕だけが、なぜかママチャリでしたが。
レーダー、つまりねずみ取りのはられる直線道路のちょっと手前に同級生の家がありました。
そこが我々の前線基地です。
向こうも死角に隠れていますが、こちらも向こうからは死角にあたる場所でした。
ああ、あの胸の高鳴り。
作戦はこうです。
この道路は30km制限。
そこにちんたらした車が来た時に、合図とともにスタート！
車の前を自転車で全速力で走る！
もし、車に負けてしまいますと、元も子もない実験ですので、車に対し、50mほどのハンディを持って走り出す、という算段。
あとはひたすらペダルを漕ぐのみ。
レーダー測定の目前を、ただただ全速力で通り過ぎる、というものです。
「俺たち、つかまっちまうかな？」
おそらく、みなさんも興味しんしんの結果は続編へ！
そこには、とっても意外な結末が・・・・
めっちゃおもろい
Aki様。はじめまして。
とってもうれしいです。引き続きお楽しみくださいませ！
すごい！すごい！
くろわっさんは悪たれ小僧だったんですね！
感激です。
スケールのでかいアホができる人って
魅力的です。
読者になるボタンがなくて残念です。
というか、ＦＣ２のブログなんですね。
livedoorブログ使ってるんですけど、どうしたらいいのかな...リンクに追加？
リンクしてもいいですか？
アルシさん、はじめまして。
はいはい。こんなもんではございませんで。
読み進めていただけば、とんでもないこと山ほど出て来ます。
どうぞ続きをごらんください。
リンクはですねぇ。ライブドアは、たぶん「設定」からやるんじゃないかと思いますが。よくわかりません。
ここの「リンクに追加する」はFC2しか動かないと思います。
リンク成功したら教えてくださいね。こっちからもはりますから。
おもしろすぎ！！
次が気になって寝むれない
久々に最初から読み直してたりwww
ｱﾀｼ的にぼくちゅうの原点ですしね。
12月にこれ読んで間もないのに、既に懐かしく感じてます。
つい、この間のことが、すごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく前のことみたい！！
ことしにはいってから、
ここにはまっていましたが、
やっと本日、舞台の町が絞り込めて
すっきりです。
あいづもすてがたかったんだけどなーーー
初めまして。今日から僕駐デビューです
応援ポチ。
＞なおさん
え！舞台になった町ですか？
うーん。『俺たちは風』には舞台の町、けっこうかっこたるものがありますが、他はちょっと違います。
仮想の街並とか入ってますからね。半フィクションです。
＞西園寺さん
ようこそ。ぼくちゅうへ。
長いので。まぁ、気がむきましたら、ポチポチ読んでください。
かっこよすぎ？？？？？？
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ブログ村からまいりました。マアカと申します。はじめまして。
今、第一章を読み終えたところです。
最後まで読み終わる前に苦情を申し上げます。
笑いすぎて顔の筋肉痛いです。
明日以降のぶり返しは怖いし、笑いじわも気になります。
この年のおばさんをこんなに笑わせないでくださいね。
長男が下校したら教えてあげようと思います・・・やっぱりやめた。
学年末試験が終わってからにします。
こんな楽しいものを読んだら、試験勉強ができなくなりますから。
更新に間に合うよう、一生懸命読みます。
図書館に本を入れてもらえるよう予約をいれるつもりです。
続きを楽しみにしております。
楽しい物語をありがとうこざいます。
＞マアカさん、いらっしゃいませ
ようこそおいでくださいました。
1章〜4章まではエッセイみたいなもんですね。
途中から男子高校生独自の下ネタ、がっつり入りますので、息子さんにむくかどうかはわかりませんが。でも、中高生の読者さんもものすごく多いので、大丈夫かも。
5章からはだいぶ小説になりますので、そうですねー。せめて5章までお読みいただければうれしいです。
また、コメントくださいね〜。ありがとうございました。
図書館に新規購入してもらえるようリクエストを出しました。
現在「新刊確認中」になってますが、購入決定次第連絡をもらえるようです。
現在４章まで読み終えました。
顔の皺との戦いです。
間違ってもパックしながら読んではいけない凶器ですね。
追伸：
私のブログで紹介させていただきました。
これだけ人気で今更ご紹介もないとは思うのですが、私の知り合いには存じ上げない人が多いと思いまして。
事後報告でもうしわけありません。
＞マアカさん、
重ね重ねありがとうございます〜。
涙涙です。
子供に読ませるには、かなり問題表現山積みなんですが。
でも、11歳くらいの子も読んでコメント残してくれてて
「おもしろい」とか「感動した」って言ってくれてます。
4章ですか。まだ「小説ぼくちゅう」には入っていませんね。
5章から小説になってきます。そこまでは長編エッセイですね。
自転車狂想曲!!
うーん、青春ですな。
＞saigoさん
いらっしゃいませ！
まー。いろいろやらかしました。
早く寝なきゃいけないのに止まりません
今日は７月１５日、台風一過の良い天気！！
空もぴカーン！と晴れて〜
ブログを読んでいたら、こちらの事が紹介されていて〜何？！と伺った次第です。
これから、読破していく所存？＾＾；です。
その前に、ご挨拶を・・・よろしくお願いいたします。
勧誘に来た相手を、自分の話に食い入らせるあたりはさすがですね。きっとおタカさんが彼らの瞳に生気を取り戻してくれるんだろうなあ。
↑変なとこにコメント入ちゃいました。削除してください。ごめんなさい。
初めまして。
青春ですね〜♪
もう可笑しすぎです〜。
このお茶目感がたまらなく好きです。
最新話まで先日追いついたので
どうしても読み返したかった５章と7章の話を再度読み
そして最初に戻ってきました。
読み直しても、やっぱり大笑い。
こんな発想が、よくもまあ〜そんなこと思いつきますね〜
そして友人たちの協調性？の豊かなこと。。
思い出しましたが、息子が中学の時、
検便の提出に愛犬のそれを出した子がいて
異様な分析結果に学校が大騒ぎになったことがありました。
そりゃ〜なりますよね、人間界のものではないですから・・。
もう少し早く僕ちゅうに出会っていたら
子供の行動を余裕な視線で眺めていられたかもしれないけれど
今更言ってどうなるものでもないので
今からですわ〜。
めっちゃおもしろいです！！
お母さんにすすめたら、お母さんもはまってしまいました
２人で、ケラケラ笑ってました＾＾
３巻は出ないのですか？？
＞はる☆さん
3巻ね〜。どうでしょうねぇ。
話だけはあります。
続けてお楽しみください〜〜〜。
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はじめまして、こんにちわ！
ウチも小説を書いてますッ
ウチの小説も自転車関係のものです(笑)
面白いのを書きたいのですが…難しくて…
アドバイスをください！
それと、本を読ませていただきました！！
めちゃ�¬滅鬚い任后�
高校の朝読書の時に読むのですが
面白くて、シーンとしてるところで笑うのはまずいだろうと思って頑張って堪えてます(笑)
これからも頑張ってください！
あ、ウチの小説はURLです…
身勝手にスイマセン。
ほんまにおもろいわ。
クセになるわ。
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いやぁ〜、面白いですね。最高です。
つい最近、某ブログで紹介されていて読み始めたら面白い事、面白い事。。。
読み始めたら止まらなくなりました。
今では電車通勤の中で携帯で読んでいますが通勤時間が苦痛から楽しみになっています。
今まで読んだ中で一番面白いです。
私も同年代ですので高校時代を思い出しながら楽しく読ませて頂いております。
これからも頑張ってください。
太字の文色付きの文字まじおもろいんですけどー
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好き
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続きが気になります。