県新幹線交流推進課
2007年12月11日(火) 東奥日報 ニュース


■ 来春産科再開厳しく/十和田病院

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 常勤産科医が不在となっている十和田市の同市立中央病院へ、北里大(神奈川県相模原市)の産科医を招へいする県の計画が首都圏の産科医不足のため暗礁に乗り上げ、来春の同病院産科再開は極めて厳しくなっていることが十日、分かった。同病院の産科再開を主眼に、県が二年間にわたって予算化していた「医育サポーター事業」は際立った実績がないまま終了となる見通し。県は「北里大とのパイプは継続していきたい」と話している。

 県と十和田市は本年度、北里大学医学部の寄付講座を開設することによって、二〇〇五年春から産科が休止している十和田市立中央病院へ産科医を招へいし、産科を再開する計画を立てていた。

 十和田と北里大との医療連携の動きは水面下で行われ、今年二月には、北里大病院側が十和田市立中央病院を視察していた。

 また、難波吉雄・県健康福祉部長が今年十月、直接、北里大へ出向き、産科医の派遣を働き掛けてきた。しかし、首都圏における産科医不足は深刻で、十日現在、同大からの正式な返答はない。

 北里大医学部の相澤好治学部長は本紙に対し「見通しは厳しい。産婦人科の絶対数が足りない。(大学も)ギリギリの状態」と話した。

 県医療薬務課は「首都圏の産科医不足は、予想以上に深刻。産婦人科の入局者も少ないようだ。やれることはやってきたのだが…」と来春の産科医招へいはほぼ絶望的とみており、難波・県健康福祉部長は「見通しは厳しいが、これからも誠意を持って交渉していきたい」と話している。

※写真=来年度オープンする十和田中央病院の新しい建物。北里大からの産科医招へいは難しく、産科再開は厳しい状況となった



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