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孫正義夫妻は私たちを借金地獄に追いやった
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ついに親族が実名告発
日本のベンチャー企業家たちの教祖、孫正義ソフトバンク社長。
その孫氏に縁の九州・熊本県ではいま、封印されていた孫夫妻一家の借金踏み倒し問題が噴出。被害の声が果てしなく広がっている。
放埓な借金の果てに自己破産。合法的な借金踏み倒しに泣いた被害者たち。その数、約50人。金額にして約6億円に達していた事はすでに先週号で触れたとおりだ。
破産の申立がなされた熊本地方裁判所には、債権者、大野優・登美子氏の名での破産の 『決定』 書類が残されている。日付は昭和61年。
この2人の大野氏こそ、いまをときめの夫人、孫優美氏の両親。つまり、孫正義氏の義父母にあたる人物だ。
債権者の1人で、大野登美子氏の幼なじみのTさんは200万円の損害を被った。
『当時は、優美ちゃんの留学なんかでお金がかかっとやろうと思うとったとです。 でも、私は200万円だからまだよかったとです。 なかには、家を取られたり、退職金を前借して貸した人もあったっとですから。 そういう人たちの家庭は、もうバラバラ。 この、自己破産で、たくさんの家庭が壊れたとです。 行方不明になって、連絡をとれなくなった人もいたとです』
地裁の 『決定』 書類には、債権を届け出た20の団体・個人の名簿も添付けされ、破産の及ぼした被害の大きさをうかがわせた.。
事実、名簿を頼りに被害者への接触を試みると、記録に残された住所はおろか、その後の足取りさえ明らかでない債権者が少なくなく、踏み倒されたもの達の悲劇を彷彿させた。
だが、被害者は債権者だけではない。
大野夫妻の共同債務者、保証人として、社会的責任を果たす為に、自己破産もせず彼らの債務を引き継いだ人々だ。
今回、その被害者と接触した。熊本県で医院を経営する医師の夫人。孫氏の義理の祖母にあたる、松本チカ子さん(61)だ。
松本さんが、この問題で口を開くのは、これが初めてのことだ。
『自己破産の書類を良く見ると、優さんの破産申立は、本人ではなく G さんという個人名になっています。 あれは、私の叔父。 優美の大叔父にあたる人物です。』
Gさんの住まいは神奈川県。大野さんには合計2300万円を貸しています。実は、Gさんは大野さんにお金を貸す条件として、『借金は返さなくてもよか。 そのかわりにソフトバンクの株をそれで買ってくれ』 との約束をしたそうなんです。
ところが、期日が来てもお金は返ってこない。 もちろん、株など買ってもいない。 怒ったGさんは大野の家に怒鳴り込んだんです。『カネを返せ。 返さなければここで腹を切って死ね』って。
Gさんはその時すでに、80を超えた老人でしたから、自分の孫にお金を残したいと必至だったんですよ。ところが、優さんはGさんに 『切るなら切るがよかたい。 死んでみれ』 って言い放ったのです。当然Gさんは激怒。『もうお前など人間でない』って。怒ったついでに、祖父が自己破産の申立をしたんです。
そこで初めて大野さんの借金の全貌が明らかになったのですが、私達が開けてビックリ、突然、1億5000万円の負債を抱えこむ破目になってしまったのです。
孫夫人の一族は熊本の医者の家系。
松本家 と 大野家は、勤務医から独立して開業したり、医院を改装したりで資金が必要な折には、互いに借金の保証をし合う良好な関係を保っていた。
だが、大野家の娘たちがちょうど学齢に達するころから、彼らの借金は常軌を逸し、膨らみ始めたと言う。
松本さんが語る、
『ある日、「実は、優美をアメリカのバークレー大学にやる事になった」 と登美子さんがおっしゃたんです。 「ああ、そうですか。 でも、日本の大学はダメなんですか?」 と私が聞くと、 「バークレーに行きたいか」 って。 だから、「ああ、そりゃいいですね」 って。 でも、その一方で、お金を「貸して、貸して」 と次々におっしゃるんです。 私は、学齢の娘が3人もいるとお金が、かかるんだろうんなぁと思っていましたね。 でも、優美さんは大学生だと言うのに、ミンクの毛皮を着ていたり、アメリカへも毎月5、60万円も送金してもらっていたり。 成人式には1000万円もするような総絞りの着物を着ていたり、生活はとにかく派手でした。 今考えると、それはすべて、被害者の人たちからの借金で成り立っていたのです。』
孫氏と優美氏の出会いは、アメリカのバークレー大学。
留学先で知り合った孫氏と優美さんは、間もなく結婚を考える間柄となる。
そのころ、すでに大野家の台所事情は苦しく、松本さんは登美子氏の借金の相談相手となり、そこで登美子氏からこんな打ち明け話も聞いた。
『登美子さんがある日、「うちの娘にいい人が出来たみたい」 と言うんです。 それで、「良かったね」と答えたんです。 そしたら、「うん、それがなぁ、国際結婚たい」ってしょんぼりしてるんです。 私は、てっきりアメリカ人かと思って、「どちらの人ですか?」って聞いたんです。 そしたら、「韓国の人たいなぁ」って。 「困っとったい」とおっしゃんとです。 私は、「いいじゃないですか奥さん。 アメリカに行ったら日本人も韓国人も東南アジア人も、みんな同じ黄色人種ですよ。 大きな目で見れば、そんなことなんでもないじゃないですか。 本人同士がすきなら、よかじゃないですか」って励ましたんです。 その時、登美子さんから孫さんのプロポーズの言葉と言うのを聞きました。 孫さんは優美さんに、「俺と結婚したならば、召使はいつも10人くらいかしずかせて、お前を終生幸せにしてやる」と言ったって自慢気に言うんです。 私は、「ああ、そうですか。 立派ですねぇ」って、そう答えるしかなかったですよ。』
2人は、バークレー留学時代にそろって帰国し、熊本を訪れ、松本夫妻と結婚前に合っている。
その時の孫氏の触れ込みは、なぜか在日韓国人ではなく ”中国華僑” だった。
阿蘇の別荘に招かれた松本さん夫婦は、そこで見た孫氏の不思議な行動をこう回想する。
『今考えると奇妙な事ですが、孫さんと優美さんは、我々の前では、なぜか英語で会話していたんですよ。 孫さんが自分を中国人だと言ってしまった手前、演技してたんでしょうね。 孫さんの出身地は鳥栖(とす)。 優美さんは、熊本だから、お互い日本語がペラペラなのに。 それからしばらくして、2人は博多のホテルで絢爛豪華な結婚式を挙げましたよ。 私達から300万円を借りたのですがね』
孫夫人一家の借金踏み倒し問題は、あくまで当事者たちの問題であり、法的には孫氏個人とは直接関わりない。
だが、それが明らかにもかかわらず、まだ熊本の多くの被害者が、孫氏に対し釈然としないわだかまりを抱きつづけているのはなぜなのか。
テレビ・新聞・雑誌と日々露出度を高め、やれ豪邸だ、別荘だ、買収だといった派手なニュースの主役として報じられる孫氏。
最近では、ITの錬金術師という扱いを超えて、低迷する日本経済の救世主ともてはやされる存在だ。
そして、メディアが孫氏を持ち上げるたび、熊本の被害者たちは、臓腑を抉られるような気持ちに苛まれるのだ。
被害者たちの ”孫憎し” の感情は、何が根拠となっているのか。
松本さんが語る。
『やっぱり、孫さんを利用して借金し、孫さんだってその事実を容認していたからですよ。 孫不正義ですよ。 孫さんが自動英訳機・和訳機を発見したと、優さんが得意気に触れまわり、登美子さんは、【ビッグマン】 というテレビ番組に孫さんが出るから見てくれって、わざわざ連絡をいれてくる。 それから、週刊誌にもしょっちゅう出るようになり、登美子さんは、必ず孫さんの載っている雑誌をハンドバックに入れて持ち歩いていました。 あれを見せて歩く事で、他人から安心してお金を貸したからです。 でなければ、一介の医者の女房に誰が何千万円と貸しますか。 世の中そんなに甘くないですよ。』
大野夫妻が孫氏の載った雑誌を持ち歩き、借金の際に相手を信用させる ”道具” に使った事は、これまでの取材でも度々聞かれた。
だが、松本さんの証言は、さらに具体的だ。
『登美子さんは、私達に、はっきり、「優美のとこには孫もおるけん。 いざちゅうときには、黙っとかんけん」 と言いきったんです。
私が一番裏切られたと思ったのは、商工中金の借入の時。
保証人を頼まれて、「借金を1ケ個所にして、全てをきれいにしたい。
1億2千万円ぐらいあれば、きれいになる。
これを20年から25年のローンできっちり返すから」 と頼まれ、そういうことならばって、保証人を引きうけたんです。
やっぱり姉妹ですからね。
ただ、気になっていたのは 「もう一人の保証人は誰ですか?」 ってこと。
それを聞いても、はっきり答えない。
だから私は、「孫さんですか?」って聞いたんです。
そしたら 「まぁ、娘にも言って考えてみるけん」って、あたかも孫さんが立つようなニュアンスで言うんです。
登美子さんからは、それっきり連絡もなくなって、仕方なく商工中金に問い合わせると、担当者は、「ご心配には及びません。 ちゃんと立派なお方がお立ちですから」 って。
私が「立派な方のお名前は?」と聞くと、「それは言えません」の一点張り。
じゃあ仕方がないって、保証人の欄に名前書いて出したんですが、実は、裁判になって初めてそれが登美子さんだったことを知ったのです。
その瞬間、「ああ、騙された」と思いました。
金融機関もひどいですよ。
登美子さんのどこに返済能力があるとですか。
それで、自分たちは自己破産して、私達だけが1億1千万円の借金を背負って行く事になったのです。
そりゃあ、法的には印をついた私達が悪いのでしょう。
でも、そのお金で、私達が1円でもおいしい思いをしっとですか。
全部、大野夫妻や娘たちの贅沢な生活に消えたとでしょう。
1匹1千万円もする錦鯉を庭の池に遊ばせたり、1本300万円もする庭木を植えたり、娘たちの留学費用や車まで・・・・。
車は大野の娘が買って私達が保証したものですが、払えなくなるとこっちに請求が来るのです。
腹が立って、金融業者に「じゃあ、車は何処にあるとですか?」と聞いたんです。
そしたら、「まだ乗ってます」と答えるじゃないですか。
冗談じゃないですよ。 まず、車を差し押さえ、 「その差額があるなら払いますよ」って話でしょう。
あの人たちが贅沢な生活をしたツケを、どうして私達が苦労して払わなければならないのでしょうか。
いまでも、私達の返済額は、月額約100万円ですよ。
それでいて、本人はおろか、娘たちは一人として、「申し訳ありませんでした」の一言も無いんです。
拳句のはては、「あれは両親のやった事。 自分は関係無い」と言い出す始末。
私はその一言が本当に許せないんです。」
大野家の借金が松本さんの一家にのしかっかたのは、ちょうど松本家の子供たちが学齢にさしかかった頃。
「弁護士は、【松本さんも自己破産なさい】 と勧めたんです。
でも、子供の教育のこともあり、なんとしても踏ん張ろうと決めたんですよ。
そして、やっと8000万円ほどの返済が済み、やっと最近少し落ち着いたんです。
でも、悔しいけど、私達の代だけではどうしようもないんです。
借金は息子に引き継がれます。
息子の人生をマイナスからのスタートにさせてしまった事への悔恨は深い。
ましてやそれは自分たちの事業のために出来た借財ではない。
この怒りは何処にぶつけたらいいんですか。
大野一家の散財の末の借金をどうして私の息子が返すんですか。
なんであの大野の娘たちだけが無傷なんですか。
大金持ちになっても一切知らん顔しとるですか。
うちの子供は借金生活の為、いまだ、結婚も出来ない。
唯一、上の娘だけは結婚しましたが、私達は結婚式も出してやれなかった。
私は、「よりによって、何でこんな時に結婚するとね」っと叱ったんです。
娘は、「お母さん、心配せんでもよか。 パーティーはコンパ制だから、安心して式に来てくれたらいいから」って。
私は、自分のもってる指輪を磨きなおし、あの娘のサイズに合わせて渡し、それから主人と2人でやっと50万円をかき集め、お祝いしたのです。
私達の生活はこんなにわびしいものなのに、かたっぽの孫さんたちはどうですか。
絢爛豪華な式を挙げて。
いったい誰の借金ですか。
世の中、それで通るというのですか。」(松本さん)』
冷静に考えれば、あの豪華な結婚式が、借金まみれの大野家の力で出来たものか否かは明白。
孫氏にも、いまはあれが多くの人々の犠牲の上に成り立った式であることが分かるはずだ。
「豪邸をぶっ建てて、ゴルファーのスポンサーになっても、親のかけた迷惑には知らん顔なのでしょうか?
私は、あの人が日債銀お買った事にも怒りを感じているのです。
だって、あれは、払わなければ差し押さえると脅され、泣く泣く払った私の税金を、ジャブジャブ注ぎ込んだ銀行でしょう。
金融監督庁に行って聞いてみたいですよ。
孫さんに、その資格がありますか・・・・・って」(松本さん)
自己破産から数年後、東京で暮らす大野夫妻を訪ねた松本さんは、彼らの豪華マンション生活ぶりにまず驚かされた。
東京で勤務医として働いていた大野氏の月給は、「130万円」(松本さん)。
熊本では10億円近い借金を踏み倒したというのに。
その大野氏が、東京まで訪ねてきた松本さんに浴びせ掛けた一言は、さらに衝撃だった。
「あんたの息子ば、裏金で私立大学に入れたと思えば、そんくらいのお金いっとじゃないですか。 そぎゃん思って諦めて下さい。」
今年3月18日。
これまで日本のベンチャーに好意的だったロンドンの高級経済誌 『ザ・エコノミスト』 が、ついにソフトバンクを厳しく評する記事を載せた。
その記事は、こんな言葉で閉めくくられた。
・・・・・・・ソフトバンクの株主は、『オズの魔法使い』 の登場人物に似ている。</B><B>
・・・・・・・ある者は、案山子(かかし)のように脳が無く、
・・・・・・・ある者は、ライオンのように勇気が無く、
・・・・・・・ある者は、ブリキマンのように心が無い。
・・・・・・・ソフトバンクがどんな会社か関係無く、売ったり買ったりしているだけ。
・・・・・・・儲かっているうちはいいが、魔女にくれぐれもご用心を
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