2007年11月11日

謎の多い車  サステイナビリテイ

               ????Sustainability。 1987年にブルントラント委員会が提唱して以来、 これからの地球環境問題として地下資源、エネルギー問題や廃棄物問題、 生物多様性の減少、 生態系の破壊などの諸問題を考えるうえで欠かせない重要なキーワードとして注目を集めた。  サステイナビリテイとは 「 持続可能性 」 と訳す。                                    
この解釈は 「 将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、 今日の世代のニーズを満たす開発 」 となる。  言葉のわりに非常にわかり易い概念である。 これは工業技術革新にとどまらず、 例えば珊瑚礁の再生、 農産物の収穫量の増加、 次世代エネルギーの実用化 ( 太陽電池の開発など )など、 我々の生活環境のあらゆる方面に深くかかわる事である。 
                                            
地球環境問題の多くは多岐にわたる様々な要素が複雑に関連しており、 それらがどのような相互関係にあるかを明らかにすることも重要になる。  その観点から言えば広範囲な分野の共通な取り組みとして、 低炭素、 循環型、自然共生型の持続可能な社会の形成に方針が定まるということだ。
                                                  
1つの例を紹介すれば、 温暖化防止のための大気中温室効果ガス ( GHG− グリーンハウス・ガス ) 濃度の安定化方策。  社会活動で排出されるGHGの発生源と今後の推移を調べ、 炭素の大規模循環や濃度変化はどうなるか。 そして実際的にいつどのようは気候変化や海面上昇がおきて、 はたしてどのレベルでの気候変化で人類や生態系に変化がおきるかを確認する。 この確認は日々行なわれ、 すでにダメージをともなう影響を確認できている。  将来的にこの変化がどのように深刻化するかを予想することが大切だ。  
                                       
このような危機に直面して、 我々はこれからどのような対策が必要か、 技術によってどこまで適応可能かを検証する。  自動車エンジンに置き換えれば、 すでにガソリンと電気モーターのハイブリッド技術が適応策の一部として実用化された。  適応策があれば緩和策が必要だ。 現在の技術でどこまでGHG排出を削減出来るかという問題こそ、 これからの技術開発の進展に託される。  これらの方策は各種各方面の継続的な持続可能性によるもので、 現在のハイブリッドエンジンからすでに水素エンジンや電気モーター単体のエンジン開発に進化してきている。  バイオエタノール混合ガソリンの普及も次世代エネルギーの方策の1つではある。 
                                                      
産学共同の学術研究でこのサステイナビリテイを推進しつつ、 消費者たる社会システムがこの革新にどう対応出来るかがカギになり、 突きつけられた課題にたいして我々はライフスタイルをどう変化させられるかが重要だ。 これは価値観に基ずくものだから、  共通の認識にたった社会システムの変化に多くの人が融合できなければいけない。  それは将来的な持続可能性を可能にするためにも個人がかかわっていく必要があろう。  
                                                    
サステイナビリテイ。 産業の研究開発や技術革新に求められるこの言葉の根底には、 世代は交代しようとも、 人類はこの先も地球において生存が持続可能なことが大前提だという意味が含まれる。  将来の世代が持続可能性を持てるように、 今、我々が取り組まなければならない問題を解決する必要がある。 それが将来の人類を持続させる為の我々の使命である。 
     
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2007年11月10日

謎の多い車  ジャガーXF

             ????XJに代表されるジャガーに新モデルが追加される。 既に存在するXタイプの派生モデルで、 名前をXFと名乗る。   実車のデビューは来年5月、 カタログだけの発表だ。 エンジンラインナップは3、4.2Lで、 Xタイプの上級派生車種である。 価格は3Lラグジュアリーで6百5十万円、 4.2Lが8百7十万円で、 最高モデルのSV8が9百95万円と高額だ。                                                  
デザインはそのまんまレガシーだ。   レガシーのヘッドライトの形状を上下逆さまにしただけで、 ボーっと見ているとレガシーB4と見間違えるほどである。  Aピラーがリアーに流れるデザインは現行モデルのXタイプを受け継いでいる。 恐らく車体寸法もほぼ同じであろうか。 つまりはフォード・モンデオのドンガラの使いまわしと解釈できる。  Xタイプのような窮屈なフロントデザインから開放されていそうではある。  ちなみにSタイプのモデルチェンジはまだであろうか。 
                                                             
ジャガーの良さは滑らかなエンジン回転やしっかりとしていながら適度に軟らかい足回りだ。  内装にも相当気を使ってゴージャス感を売り物にするなかなかの高級車だ。  しかしこれも伝統あるXJに限られている。  その他のモデルはジャガーの雰囲気すら味わうことが出来ない。 何か別の車のような違和感すら感じさせられてしまう。  やはりジャガーはXJだけのものである。 
                                          
ジャガーの変り種にXKがある。 最高価格はコンパーチブルの1430万円。  マセラテイにそっくりなこの車の評価は良さそうだ。  何が良いのかは乗った事がないので解らない。   値段と雰囲気で言っているふしもある。 浮世離れしたラグジュアリー・カーがこのXKなのだろう。  
                                                   
ジャガーの旗艦モデルはXJだ。 値段は3Lのべース車種で7百69万円だから、 XFを買うのなら同等の値段でXJという選択が正解だ。  最新モデルのXJはやはり見ていても落ち着いた高級感にあふれている。  エンジン音の静かさも特筆できて、 音も無く加速する先進さを感じる事が出来るのは良いことだ。 XJ4.2の加速はメルセデスSタイプを相当意識している、 すばらしいということだ。 
                                  
ただ惜しいのが、 日本人にこの車の良さを理解できる人があまりいないと言う事だ。  古めかしいイメージが付きまとうジャガーではあるが、 新型XJの出来は侮れない。 レクサスLSならば押しのきくXJの方がわたしは好きである。  価格の設定も微妙に良心的だ。 最高モデルは1300万円に近くなるのだが、 排気量が4.2Lになって内装その他がグレードアップしただけの話だから気にしなくてもいい。  伝統の4つ目のヘッドライトにセクシーなリアーのデザインはXJならではの伝統を感じさせる。  
                                                  
品の良さが売り物のXJであるが、 成金趣味の自営業者がくだらないアルミホイールに履き替えて、 族車のような下品さにして乗っているのを見かける。  乗る人間が下品だと車も自然に下品になるという手本だろう。  ジャガーXJにぶっといタイアは似合わないから、 むりくり履かせられているXJが可哀想に思う。 
                                      
来年デビューするレガシー似のXFの巷の評価はどうなるか。  また値段とイメージだけで、 お買い得な車、 に仕立て上げられてしまうのかもしれない。  実車をみて乗ってみれば全てがわかる。  それまで詳細な評価はしたくても出来ないわけだ。    写真だけのわたしの意見は、 レガシーの好きな人にはどうぞ、 でも このせりふはかなり落胆した類いのものではある。  XF、 フォードもよくやるよ。
 
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2007年11月09日

謎の多い車  商売はつらい

               ????旅館民宿の検索で口コミ評価を参考にして、 どこも変わり映えしない評価に選択肢が定まらない。    今度は夏に来ます、 というコメントなのだが、 いったいどの位の確率で来てくれるのだろうか。  良かった、 最高、 また是非お邪魔したいです、  と手放しの誉めようをどの程度信じていいものか迷う感じである。                                                                  
口コミの評価はおおよそ実態を物語る。  量が多くて食べられなかった、 と言われてみても、 では少なくすればまた何か言われて、 コメントされるに決まっている。 良ければそれをずーと維持せざるをえなくて、 手は抜けないのが客商売の現実だ。
                                  
この口コミ評価を旅行雑誌インターネットでばら撒かれると、 今度はこれにがんじがらめに縛られて評価の投稿を異常に気にしてしまい夜も眠れないなんていう事になるのかもしれない。 客欲しさに利用するネット媒体も実は評価が点数化されるのは怖いことである。  人によって評価が微妙に違ったり、 悪い印象の原因が利用者にある事をそっちのけで、 低い点数を公表される場合もあると思う。  全てが旅館や民宿の責任ではないのに、 利用者の立場にたち過ぎたメデイアの存在は、 これらを営む人にとって弊害もあるだろう。  一度悪い評価をされてしまえば、 容易に取り戻すことは難しい。  そう考えると商売は難しいと思う。 
                                                        
わたしの場合でもそうだ。 安い宿泊費を棚に上げて、 やれ風呂が狭い、だの、せんべい布団、だの、 食事の品数が少ない、と、勝手な事を言ってもう行かない、 となる。 行かない、 という前に安い金額の事はもうどこかへすっ飛んで忘れられるから恐ろしい。  これでは旅館はやってられないだろう。  
                                         
多くの人は車選びにはそれ相当の物差しを持たないで、 値段と雰囲気とネームバリューで買って、 しかもそう文句は言わない。 やれサスがどうだ、 重量配分がこうだなんて言うのはごく一部のマニアのせりふである。  どうせどのみち、 車なんて何でもいいや、という人が殆んどなのだろう。  そのくせ、 2泊3日の旅行にはがぜん評価が厳しくなる。 それこそ旅行者全員が評論家に成り下がって、  狭い了見で旅館や民宿を評価する。  なぜこうも車と旅館は利用者の意識が違うのだろうか、 わたしにはわからない。 
                                         
貧乏旅行を棚に上げて、ものを言われる旅館や民宿の立場はそうとう辛いものがある。  旅館も民宿も自分のところが安普請の狭い風呂で、 薄い布団だという事は百も承知だ。 だからせめて料理だけでも、 と、 食べきれないほどの船盛りや煮つけを奮発するのだが、 勝手な客は 食べきれない、 と、文句じみた事を言う。  じゃあ、どうすればいいんだ、と、旅館は言いたいに違いない。  
                                   
これではやってられない、精神的に。  ならば解ってくれる客だけ来てくれればいいのかもしれない。  でも、 競争激化のこの業界で、そうも言ってられないのが現実なのだ。     商売はつらい。  ある一時期だけの繁盛も、 年間通せば稼動している客室はほんのわずかでしかない。  苦労して客を接待して、 気が付けば閑古鳥。  これでは旅館も民宿も永くは出来ないと思う。  
                                    
旅行者はあまり神経質に旅先であら捜しをしないで、 自分の払った金額を常に頭に入れて旅行をするべきだ。   良いおもてなし、を、期待するのならば、 それ相当の高い旅行代を払ってからにして欲しい。  今日は旅館や民宿の立場にたってものを言ってみた。  そのへんのところ、 よく考えようではないか。
  
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2007年11月08日

謎の多い車  授業参観前日

                 ????明日は息子の高校の授業参観だ。  懐かしい響きのこの行事、 男子校の雰囲気はわたしも経験済みだから手をとる様にわかるから面白い。  男子校は学校全体がパラダイスだ。  女の子がいないので自由気ままにやりたい放題。  教室全体がギャグの巣窟である。  学校には勉強道具以外に、遊ぶものをみんなが持ってくる。  トレーデイング・カードや電子ゲーム機、 アニメ雑誌に工具セットなど実用的なものばかりだ。                                                    
先生たちもそんな生徒の状況を全て知り尽くしている。  その中で生徒は先生の間隙を縫う遊びが大好きだ。    携帯電話型の鏡を持って先生の少し離れた廊下で指を動かして、 電話を掛けるフリをする。  なんだなんだ? 学校内では携帯電話は禁止だぞ、  と、 先生が寄ってくると、 ほら、 と言って携帯型かがみを見せる。  先生はこれで一本取られるというわけだ。  生徒はこの様な遊びが大好きで、 ドライバーで学校の自転車を解体したりもする。 
                                  
息子はわたしが学校に行くのがイヤ、みたいで来ないでくれ、とせがむ。  でも、そうは行かない。  わたしのふところから学費を払っている以上は、 行く権利があるのだ。  この常識をどうも理解出来ないらしい。   手ぶらで行くのもなんだから、 小道具として 「 ハリセン 」 を作ってもって行く。  もう作った。  使い道は勿論のこと、 授業を聞かない不出来で不真面目、 あそんでばかりの男子校に 「 喝 」 を入れるためである。  
                                       
夕方、 担任の数学のい先生からお電話を頂いた。  たいした用ではないので、 一応この件を予め言っておいたら、 「 お待ちしております、お父さん 」 という物分かりの良いお返事であった。  そうそう、 息子がわたしに笑いながら言っていた。   「 先生はね、 ぼくを叱る時、おやじさんに学校に来てもらうぞ、と、脅すんだよ 」 と。   教育上で息子をおどすのは別にかまわないのだが、  わたしが会話に登場するとは、 これはかなり良いことである。  
                                                                 
男子校は笑いの巣窟だ。 みんなが友達で助け合い、 仲良しだから、 いじめの類いは無さそうだ。  2年後の大学進学の心配も必要ないから伸び伸びと高校生活を楽しんでいる。    そんな中で10数名が東京大学理1や理3を目指す。 学校は東大、京大、 筑波に北大。  行きたい者は自由に行きなさいと指導する。     でも、 そのような秀才もみんな一緒にゲームをやったりかけっこをしている。  わたしが男子校を薦めたわけは、 やはり楽しいからだ。   一生思い出に残る男子校の思い出は、 親も同時に味わうもが良い。    なつかしい我が人生の思い出を息子に重ねあわせて、 明日は男子校に行ってくる。  たのしみだ。 
 
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2007年11月07日

謎の多い車  商魂たくましき人々

              ????先日、鹿島港で釣りをしていた時のこと。  1人の男がスカリに入った大きな魚を覗き込んで 「 持って帰るの、 全部。 余ったら分けてよ 」。  別に余っている訳ではないが、 欲しいのなら上げてもいいかなと思った。    その男は隣りの釣り人に同じ事を言って、 まんまと釣果の一部をもらっていた。   話を聞くうちにどうやら自分のやっている食堂の惣菜に出すという。  商魂たくましいと思った。                                                           
首都高速道路公団が近い将来に、    高速道路料金を見直すという。  今までの一律制から距離に応じた金額になり、 ETCの導入を即すために装着車には優遇した低価格の料金に改正する。  何とも、 どうしてもETCを普及させるという決意に満ちていて、 商魂まみれのお役所である。  私なんか、 首都高は年に2、3回しか利用しないから、 これからも現金でしか利用するつもりはない。    この現金利用者にはチャージカードのようなものを予め買わせて料金を割高で徴収するそうだ。  役所のくせに公共の利便性を棚に上げて、 渋滞緩和という錦の御旗の元に、 割高料金を一部の客に押し付ける下種なやり口は、 相当にまずいものである。  商魂たくましい、 というか、 公共性を無視した悪い行政の典型である。  
                                            
リフォームをするにあたって、 どこかの会社に見積もりを依頼したら内容や金額の説明はそっちのけで、 同業他社の悪口ばかり言っている。  あそこは手抜き、 ここは割高。 どうもこのテの悪口ばかり並べる業者は疑ってかかったほうがいい。   こんな奴らに任せたら後で泣きをみそうなので、 お引取りねがったしだいである。  その点、 住友不動産は他社の悪口は一切言わない。  自分達の会社の宣伝を熱く語っていた。  1年という保証期間もあることで、 住友に任せたわけだ。   
                                                   
その住友不動産から先日電話があって施工後の点検に来るという。  土曜日にわたしと施工箇所を点検して見つけるのなんの。  玄関タイルのハガれ、 クロスのスジ、 雨戸のたてつけや、 建具の閉まり具合など。  面白いのが床板の接着不良。  点検に来た社員は床を飛び跳ねている。  それでハガレや不良がすぐに解るということだ。  面白い点検方法もあるものだなー、 と、 感心した。  結果は大丈夫。  点検以外にも清掃までしてくれて、また1年後に来ます、と言って帰って行った。  営業の 「 うるさい男 」 は、 他の現場を飛び回って元気にやっているという。  うるさい男、 のモットーは、 仕事を取り過ぎないことであった。 商売っけが無いなあー と思う無かれ。  取り過ぎて現場を掛け持ちすると、 ろくな事ないらしい。  目が届かないのでうっかりミスも多くなって、 いい仕事、が出来なくなるから、 あとでクレームの山となる。    
                                                                           
クレームは想定外の出費に跳ね返る。  利益がクレームで食われて、 気が付いたら儲けが無いこともままあるらしい。  着実に無理をせずに今ある仕事を完璧にこなす事こそ、 会社の利益に貢献することを住友不動産のうるさい男は知っている。  商魂たくましきは足元を固めろ、 とでも言おうか。  これは良い事だと思う。  忙しさに追われて地に足が付かない仕事は、 建設業界では 「 やっつけ仕事 」 とか、 「 突貫工事 」 という。  間抜けな仕事ぶりの代表がこれだ。  どこのマンション工事でもこの2つはどうしてもついて廻る。  工事の工程なんてその通りにいったためしがない。  役所の許認可にてこずる、 鋼材が神戸製鋼所から遅れる、 セメントが間に合わない、 ダンプが足りない、 労務者がいない、 建具が足りない、 寸法が違う、 クロス屋が掛け持ちして他の現場に行ったっきり、 キッチンの納入が間に合わない、 床材の発注を忘れる、 換気扇の数量がこれまた足りない、  あげくのはてには、自分の会社の社員が激務でトンズラして出てこないなんて、 もう散々な目にあうのが建設工事の当たり前の話である。 
                                                                
商魂たくましき人々は見回せばいくらでもいる。 でも、 それも生きる道ならば仕方の無い事ではある。     ポルシェセンターに行って、 「 買え 」 と言われたことは一度もない。 商魂たくましからず、 と、思いきや、 実は 「 ちょうだい 」 と客が言うから幸せだ。  でも、 流石のポルシェセンターもこればかりに頼ってはいられないだろう。  先行予約をいかに多く取り付けるか。  これにつきるのかもしれない。  商魂はあまり表に出さないで、 平然と涼しい顔をしていることも大切かもしれない。   でも、 これも辛そうだ。 
                                    
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2007年11月05日

謎の多い車  粗食に耐えろ

             ????今の時代は食べ物が豊富だから、 みんないい物を食べている。  スーパーに行けばステーキなんか当たり前の安さで売っている。 カルビだのトロだの和牛やうなぎ。  毎日こんなものばっかり食べているとすぐに太ってしまう。  高価な食材はやはり美味しいのだが、 では魚売り場で 「 関アジ、1本2000円 」 と聞くと、そこまでして高い物を食べる必要性が無いと判断するわけだ。                                      
雲見の民宿の漁師の旦那は、 60歳はとうに過ぎているのだが、 体の動き、 行動や何から何までが俊敏で力強い。  体格は身長163cmほどでカリカリに痩せこけているのだが、  とんでもなくエネルギッシュな体力の持ち主だ。  肉なんか食べない、 美味しそうなトロも。  浜で揚ったアジやさばやカマスをおかずに、味噌汁にご飯で十分だという。  魚の栄養、 特に小型の青さかなの栄養は身体にいいらしい。  高いむつや金目や真鯛やカンパチは宿泊してくれるお客に出して、 自分は調理場の隅で丸椅子に座って、 雑魚の煮付けや焼き物をたべている。  商売とはそんなもので、 自分は贅沢はしないという教養が身に着いているのだろう。  でも、それが長生きの秘訣なのだ。  
                                                               
贅沢な食べ物ばかり食していると、  血液や皮膚下脂肪が溜まって、 血管に異常をきたす。 動脈硬化や高血圧心筋梗塞など、 すべてが贅沢三昧のなせる業であろう。  これらの成人病の防止には果物が良い。  日常、 果物を食べている人は成人病にかかりにくいという統計が発表された。  だから旬の地元で獲れた、 獲れたての果物を食べるようにしたい。   地元の野菜や果物は価格も安くて、しかも美味しい。  インターネット長野や青森のりんごの樹の里親制度を募集しているのだが、 最近の農薬漬けのりんご栽培には少々疑問を感じるから、 成りたくてもなれない。 りんごは果物の中でも最高ランクに位置つけられるほどに栽培が難しい。  品種改良を重ねた結果、 病気や害虫に弱くなり、 今では年間で10種類以上の農薬を散布せざるをえなくなった。  品質が保証されているのではあるが、 やはりこういう話を聞くと里親制度にも二の足を踏んでしまう。   
                                          
わたしの住んでいる千葉県が発祥の地となって高級ブランドにまで上り詰めたくだものがある。  原木がたまたま見つかったのが千葉県の松戸市。 それを記念して現在でも地名に残されている。 「 20世紀ヶ丘 」。  千葉は果物と野菜の王国だ。 魚や牛乳に芋や米。 ありとあらゆる産物が収穫できて、 堂本知事は千葉県だけでも県内自給率100%にすることを目指している。 余分な食料は東京都には出荷せず、 出来る限り千葉県内の県民だけに食べさせようという親心である。   ちばらぎ、なんてバカにしていると、そのうち東京都には米も魚も野菜もなにも入らなくなる。  その時のために、 都民は今から粗食に耐える準備をしておいたほうがいい。  
                                            
粗食に耐えて贅沢をするな。  贅沢は決められた、年に数回の使うとき以外はしないでおこう。  普段つつましく生活していれば、 たまの贅沢も嬉しさ倍増というわけである。     粗食に耐えて細く永く生きる方が楽しみの期間も長いという事だ。
  
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2007年11月04日

謎の多い車  クラクションの具合

             ????自動車雑誌に書いてあったこと。   高級車の分類にアルファードが入っている。 単に値段だけで分類した、いいかげんなものだ、と思いながら国道に出ようと信号待ちをしていたら、 前に白い洗濯機が余分なパーツをくっつけて止まっていた。 寸胴な形に色からして、 三洋電機のひまわりにそっくりだと思って、 ポルシェセンターに行ってきた。                                                           
林家クラクションの修理で、出迎えてくれた営業の鈴木さんの前で鳴らしたら、 今日は珍しくちゃんと鳴ってびっくりしたのだが、 鈴木さんがやるとパー、ペー と、・・。  ポルシェのクラクションは人をみるんかいな。 鈴木さんはやはりメガネを掛けていた。   最近のメガネはふち無しが多いので、 ちょっと見かけていないように見える。  それがこのメガネの良い所でもある。  サングラスにふちなしが無いのはなぜだろう。  山崎さんはいつもの様に格好いい。   古川君はカウンターの中で 「 ツケの部品代、 はやく払って下さい、 でないとカイエン差し押さえます 」。  いいねえ、 債権回収はこうでなくっちゃいけない。  カネはらわんヤツのポルシェなんか差し押さえるか、払うまでハンドルを外して人質として金庫に入れておくのがいい。
                                                             
柳沢さんがにこにこしてコーヒーを持って来てくれた。 猫舌なのでぬるくなるまでテーブルに置いておいた。  きょうはショールームで静かにお仕事だから 「 おらおら、 そこの腐れターボ、 誰んだかしんねえけどさー、じゃまなんだよー 」 とは言わない。     
                                                          
クラクションは無事回復して、 ペーやパーや三平やこぶ平の一家とはおさらばだ。  さーてと、 これで交通ルールを無視するくそダンプをやっつけられる。  でも、今日は日曜日だからダンプは居ないようだ。 つまらないので早々に帰って釣り道具の手入れをした。  スカリやバッカン ( コマセを入れる大きな入れ物 )   やクーラーを洗っていたら、 以前、広島湾で釣ったチヌ ( 黒鯛 ) らしきウロコが出てきた。 一枚が100円玉以上もあろうか。    わたしのチヌの記録がこのウロコの持ち主で、 体長53cm、 10年以上は生きていた老成魚。  釣りでよく 「 バラす 」 という事の多くは、このような大きな魚が掛かって、 十分に針掛かりしなくて外れてしまう場合が多い。  なぜ外れるかと言えば、 魚の口の中は成魚になり歳を重ねるにつれて固い骨のようになる。  チヌのそれは歯が何列にもならび、 まるで石のようだ。  これでは少しくらいの大きい針では貫通して針掛かり出来ないわけである。  大きな魚には太い、 鋭い大きな釣り針が必要である。  そうすれば大物をバラす確率も少なくなる。
                                    
昨日、鹿島港で上げた60cmのボラ。  針掛かりは簡単であるが、 取り込みが大変だ。  ワカシやワラサのように走るのなんの。  逃げるのに必死だから海の中を暴れてそこいらじゅうを泳ぎまくるから、 よほど竿さばきに慣れていないと押さえられないわけだ。  上物師としては、 大きなチヌやグレやブダイにアイゴと闘っているので、 ボラごときに悲鳴を上げては失格である。  ボラもそうだが、ワカシなどの青物は最初のノシ ( 突っ込み ) があまり無い代わりに、 縦横無尽に走られる。  このテの魚はある程度糸を出しながら走らせて、 時間を掛けて弱らせて取り込む。   その点、 チヌやグレは最初のひとのしが強烈で、 それが延々と続くから息を抜けない。 
                                  
釣りのクライマックスは最後の取り込みにある。   右手に竿を、左手に5mのタモを持ちながら、 リール操作もやりつつ、暴れる大きな魚をタモに誘導する。  これがかなり難易度が高く、 まず素人や、取り込みに慣れていない釣り人は自分では出来ない。 
                               
どうしようもない、釣り師の自慢話はまだ続く。     針掛かりから取り込みまで、 というのが真っ当な上物釣り師の常識であるから、 昨日のデカい暴れるボラもわたしにしてみれば、 釣り技術向上の為の修行鍛錬の場だ。  実際、 やはり取り込みには苦労させられたのだが、そんな修行の場という意味深い行事にもかかわらず、 釣果の揚っていない暇をもてあましたへたれ釣り師が近寄ってきて、 「 タモを出しましょうか 」 とおせっかいを焼くから困る。  「 ああ、 結構ですから 」 と断って、 暇なギャラリーはすごすごと去っていった。  
                        
大型魚の竿さばきは大変なのだが、 最後のクライマックスを他人に持っていかれては釣り味が半減する。 大変だけど、最後まで自分で完結させるという精神が釣りを上達させるのだ。   そこいくと船釣りなんて他人のタモを借りる、 自分でタモ入れしない、 出来ないという何とも根性のない釣りである。  だからわたしは船釣りは釣りと言わず、 漁、と言う。  大体、魚探に頼ること自体、考えが甘いのだ。  ポルシェの場合、クラッチが重いからATの911に乗り換えるなんて、 へたれの釣り師同様に誉められたものではない、と、思う。  だから911でもボクスターでもMTで乗る人は凄いなあー、と尊敬している。  これもこだわりで、 車も釣りもこだわりあっての趣味の奥深さなのだと思う。  そんな上物師の感想で今日はおわり。 ではでは。 
        
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2007年11月03日

謎の多い車  18年前の今日

            ????晩秋の頃、 リビングの窓ガラスも最近は外気温の低下と室温の温度差で曇るようになってきた。  あれほど暑かった夏も今はもう冬支度に差し掛かろうとする季節になった、 時の経つのは早いものである。                                                           
今朝は四時に起きて鹿島港へ黒鯛を釣りに行った。 ポルシェのトランクは結構収納力があり、 両手一杯のおおきな荷物もすんなり入ってしまう。 もっとも、 助手席にも荷物を入れるから、そう感じられるのだ。  まだ真っ暗のなか、 阪東太郎の大きな河川敷の県道を一路、銚子方面に東進する。  一般道ではあるがほぼノンストップで90km/hを維持できるから、 千葉県には高速道路はあまり必要ない。  それほど車が少なくて道路が整備されているという事だ。  
                               
途中で県道は国道356号に合流し、 小見川大橋入り口を左折する。   阪東太郎の河幅は広大の一言だ。  渡りきるまで2kmもあろう、長い小見川大橋を走る。  渡りきってから水戸と銚子を結ぶ国道124号を右折して1.5kmも走れば、 左手に鹿島臨海工業地帯が見えてくる。  住友金属や東京電力の火力発電所群が、 海岸線を覆い尽くすように立ち並ぶ。  お世辞にも美しいとは言えない、人工的な製鉄所や発電所、 石油コンビナートに高炉群。  工業の第一歩の原材料の入り口が、この鹿島港である。
                                            
鹿島港は日本有数の鉱石原料輸入港で、 世界各地で採掘された鉄鉱石や石炭が、大きな鉱石運搬船で運ばれてくる。 まっ茶色な錆びだらけの鉱石運搬船。 船体の色なんかにかまってられるか、 という声が船から聞こえてきそうだ。  コンビナートや鹿島製鉄所のヤードには、引っ切り無しに大型タンカーが入港してくる。 鉄の塊りが後進をかけながらタグボートにえい航される地響きのような轟音が、あちらこちらで聞こえる。  それにしても鉱石運搬船のデカいこと・・。  都市部生活圏では見ることの出来ない、壮大な光景に圧倒された。
                                                                    
そんな観ていて飽きない工業港に背を向けて、 港公園内側に向って5.3mの磯竿を出した。  今までの釣りは大自然にいだかれた静寂の中の釣りであったが、 今日は勝手が違う。   兎に角周囲がうるさい。  最もうるさいのが原油タンカーをパイプラインに誘導する 「 港内放送 」 だ。  どこのどの船は何番に行け、 何番は終わり次第指定された湾域で待機、 など。  でもそんじょそこらの広さではない。  なにしろ外洋鹿島灘の入り口から対岸製鉄所までの距離は3km。  内湾奥まで5kmという広いなかで、 全船舶に聞こえるほどの大きな放送だ。  右翼の街宣カーなんか、 おもちゃみたいなものである。
                                                             
釣果は60cmのボラが4匹にメジナ1匹。  ボラと聞いてガッカリする無かれ。 東京湾の奥で獲れたボラは臭くて不味くて食べられたものではないのだが、 ここ、外洋に面する鹿島灘・九十九里の非常に綺麗な海を泳いでいるボラは、 臭みは無く、 味は真鯛かカンパチのごとし。  白身の綺麗な上品な肉質は淡白、かつ、歯ごたえがある。  世界3大珍味の、からすみ、は、この新鮮なボラの卵巣の燻製のことで、 その値段はマツタケやアワビの単価の10倍はする。   それほど高級食材のからすみ、は、 いつか食べてみたい。 
                                    
そんな鹿島の釣果を手土産に、 夕飯は お刺身で頂いた。 まるでカンパチのような食感がボラの価値を再認識させられた。  今日は18回目の結婚記念日、 18年前の今日、わたしと愛妻は結婚した。 そんな記念にささやかで、 少々貧しい夕食ではあるのだが、 美味しく愛妻と頂いた。       釣った魚で貧しく記念日を祝うのではなく、 来年はもっと豪華な夕食が食べられるようになれば良い。  記念日くらいは少しばかりの贅沢をさせてあげたいと、 記念日に思う。 
                                                                      
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2007年11月02日

謎の多い車  オール電化

              ????最近の新築マンションはオール電化なものが増えてきた。  マンション開発会社 ( デイベロッパー ) と電力会社が協力して薦めるライフラインだそうで、 話を聞くと良い事ずくめであった。  例えば電気はガスより安全です、爆発しません。  何と言ってもお支払いを電気に一本化出来るから解り易いでしょう、 電気はクリーンなエネルギーですし。                                                      
そう言われてみればそうかもしれない。 でも今一、説得力が無い感じである。 何と言うか、 電力会社の儲けに加担するという意図がありありで、素直に 「 そうですね、そうしましょう 」 と、言えない。   この事を愛妻に言ったら、 「 IHってお料理の楽しみをかなり奪っているわね、 ほら、ぱぱの好きなサザエのつぼ焼き、や、焼き牡蛎、 ホタテの殻焼きも出来なくなるのよ 」。 
                                   
そうか、 網焼きの料理は全て不可能になるという事か、 それはダメだなあ・・、というわたしの感想。      ガスならではの網焼き料理は、我が家ではかなりの頻度で食卓にあがる。 美味しい海の幸は大好きで、 サザエやアワビにホタテはそのまま焼いて食べるのが一番おいしい。  その他にもマツタケや鮎、 岩魚や山女の網焼きなどが楽しみではある。 オール電化では炎を全く使わない、使えないので、 このようなグルメが味わえなくなってしまう。  これは寂しい気がする。   スーパーに行っても調理出来ないから買うことが出来ない。 横目で見ながらあきらめて、これから何十年も暮らすのは辛いだろう。 
                                                              
全てが良い事ずくめの、こんなオール電化の宣伝に 「 ケッっ 」 と言いながら、 ガスも便利だから両方使えばいいのにと思っている。   電気料金は昼間の料金は深夜のそれと比べてもかなり割高になる。  それと、 オール電化の設備費がこれまた高価であるから、 電化したメリットはまず無い。  大体、 今の電気とガスの併用方式とオール電化のシュミレートが出来ていないので、 比較が不可能であり、 もっというならば、「 やってみなてりゃわからん 」 ということだ。   オール電化にしてから高いじゃんか、と、思ってももう遅いので、 出来ないと言う事である。  実際にはガスも電気も、そう変わらない。 
                                                            
車もオール電化を目指している。  完全な電気自動車が早く出来ればいい。  いつまでもだらだらとガソリン併用ハイブリッド・エンジンを使っていないで、 スパッと切り替わらないかなあー、オール電化に、と思う。   
                                               
地球温暖化に結びつく二酸化炭素の排出量を抑えるには、 何も燃やさなければいい。  だから、 ガソリンだろうと軽油だろうと、メタンガス、 エタノールは全て環境破壊になる。    そう言うと家庭や会社で使っている電気は問題ないと思いがちだが、  その電気は火力発電所で色んなものを燃やして二酸化炭素を膨大に排出している。  燃やした結果の電気を我々は毎日使っている。  さて、 
こうなったら最後はソーラー自家発電に行き着くということだ。  
                                  
太陽光で発電し、余った電力は電力会社に売るというやりかた。  でも、どうだろうか、電力会社がそう素直に高値で買ってくれるだろうか。  まず、期待できない。  自分達の商売の種をそう易々と買ってくれるわけもないだろう。  使ってなんぼ、の電力会社である。 
                                                          
どこかの官公庁がバイオエタノールを混合するためにガソリンを売ってくれ、と言ったら、 どこの石油元売り会社もそろって 「 だめだ 」 と突っぱねた。  勝手にガソリン価格を跳ね上げておいて、 今度はエタノールの普及に待ったをかける身勝手な石油元売り会社に、 わたしもそろそろ堪忍袋の尾が切れようとしている。    昭和シェル、 出光興産、 新日本石油、 JOMO、 どうなんだ。   グローバルな環境保護に大手はいつまで背を向けるつもりなのか。  大勢はもはやバイオエタノールの普及に動いている。  自分達の私腹だけを肥やす大手石油元売り会社の言い分、 あるのなら言ってみなさい。 
                                                                           
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2007年11月01日

謎の多い車  幌式とセダン

              ????自動車検査証をみるとオープンカーは幌式、と書いてある。  アクセラのそれにはステーションワゴン、と記されている。  オープンカーとは一般的な俗語らしい。  でも解り易い言い回しである。                                                            
どこかの車雑誌にオープンカーとセダンの値段の違いを記事にしている。 内容はこうだ。 「  普通はオープンカーのほうが同じ車種のセダンよりも高価になる。 そう考えればポルシェ・ケイマンがボクスターより高価なのはおかしい 」、と。  言われてみればそうかもしれない、 と思ってしまうのだが、 実際、 雑誌社って暇だなあ・・。 
                                                         
雑誌はどこも読者の興味を引く事案を日夜探している。  だから、そんでもって、 誰も考え付かないような愚案も、 驚くようなもっともらしそうに記事に仕立て上げ、 読者が飛びつくのを待っている、 600円前後の駄賃でだ。  以前にボクスターの性能テストを特集にして、 S2000かボクスターか、Z3クーペか、どっちに軍配が上がるか、と。  結果は出だしの文章2行で解ってしまう。     「 ついに出た、待ち焦がれた2.7Lの一新されたボクスター 」。  ここまで意味深な文章で結果はZ3クーペが最高、なんて記事にしてしまったら、 ポルシェジャパンから二度とポルシェを貸し出ししてもらえなくなってしまう。  これでは今後、ポルシェ記事が書けなくなって雑誌の売り上げに支障が出るだろう。  つまり売れなくなるということだ。  だから雑誌は常に貸し出してくれたメーカーの顔色を伺った内容に終始する。   でも、S2000は?。  あのような安い車は編集者の誰かが持っているだろうし、 ダチ公に頼めばいくらでも借りられるということだ。  だからけなしても支障は無い。 こうなると、 安い車は浮かばれないということだ、 可愛そうに・・・。
                                              
幌式がクーペよりも高価になるという話は、車業界では周知の事実である。 でも、なんで高価になるのか。   屋根はケチった ( 失礼、) 布製なのに。  ポルシェターボの値段は1、921万円なのだがターボカブリオレとなると2、093万円と、172万円も高くなる。  カレラSも同様にカブリオレが172万円も高い。  カレラもカブリオレは172万円、 なんだよ、 全部が同じ金額差ではないか・・・。  これはどういう意味だろうか。
                                         
答えは簡単。 機械的に金額差をクーペとカブリオレにつけているだけの話で、 深い意味は全く無いということだ。  なぜって、 その方が覚え易いじゃん。 どのモデルも172万円差が幌式だって。   ただし例外もある、 タルガだ。  タルガと、タルガ・カブリオレの金額差が解らない。 どこを探しても載っていない。   このオチ、 わかりますね。
                                                  
話は戻ってボクスターとケイマンの価格差の根拠は何だ。  構造がケイマンのほうが凝っているからか? エンジンが高価だから、か?  組み立てに時間がかかるから、か?       答えは、ボクスターがデビューした時の価格設定が安すぎたということだ。  でも、ボクスターはそれで良い。 思い切った価格でポルシェの改革者になって、 実際売れて、経営は黒字に転換できたから、 それでいい。  ボクスターはそのような戦略車種であり、 安い価格設定で一番得をしたのは買った人であろう。  恐らくこの車の利幅はかなり薄いはずだ。  でも、数売れば、 911の売上のカンフル剤になる事が主目的であるのならば、 目的は達成されたと言っていい。 
                                         
値付けが安すぎたボクスターではあるが、 ケイマンの価格設定を高くすれば利幅も大きいし、 ボクスターで損をした部分をケイマンで取り戻せるという計算だ。  911も同様で、 カレラよりは4、4S、カブリオレ、 ターボと高価になるにつれ利幅も大きくなる。   それって納得いかない、って言われてもしょうがない。   ポルシェとかフェラーリみたいな車は、 メーカーに半分騙された事を承知の上で喜んで買う車であろう。  それがイヤなら、国産車でも買っていればいい。  輸入スポーツカーの世界とはそういうものだ。
      
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