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静岡市内で小型ヘリ墜落。2人が死傷

2007. 12/9
ー『オールニッポンヘリコプター』所属のユーロコプターEC135型。定期点検で東京から大阪へ回送中ー

静岡市内のヘリポート近くで全日空関連企業の『オールニッポンヘリコプター』所属の小型ヘリコプターが操縦装置に異常が発生し墜落した。搭乗していた2人のうち機長が死亡、同乗の女性整備士が意識不明の重体で病院に収容された。国土交通省航空鉄道事故調査委員会(後藤昇弘委員長)は現地に事故調査官3人を派遣し原因を調査する。12月9日午前10時50分頃、静岡市葵区1丁目の池に小型ヘリコプターが墜落、機体が大破した。墜落したのは『オールニッポンヘリコプター』(本社:東京都江東区新木場4丁目の東京へリポート内、日高誠一郎社長)所属の小型双発ヘリコプター、EC135T2型機。静岡県警、静岡市消防局によると、この事故で機長の小宮義明さん(57)が死亡、整備士の亀山幸代さん(33)が病院に収容されたが意識不明の重体。墜落直前、同社に『方向を制御するペダルの調子が悪い』と連絡してきたという。同機は年に1回の機体耐空性検査のため東京から大阪へ飛行中。飛行計画だと静岡ヘリポートで途中、燃料を給油する予定だった。『オールニッポンヘリコプター』はユーロコプター社製の中型双発ヘリコプター、AS365N2型6機と小型双発ヘリコプターEC135T2型7機を保有。東京、大阪等全国11基地をベースに、NHKの航空報道取材を24時間体制で請け負っている。ユーロコプターEC135T2型機は全長:12.16メートル、ローター直径:10.2メートル、全高3.62メートル。最高速度:259キロ、航続距離:595キロ。搭乗者数は最大7人。優れた運動性能で人気が高く警察の空中パトロール等でも活躍している。

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[運動性能に優れるユーロコプターEC135双発小型ヘリ]

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[同上]


写真提供:ユーロコプター

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