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【社会】

都市部の研修定員削減へ 医師不足対策で医道審

2007年12月10日 19時37分

 医師免許取得後の若手医師に義務付けられた臨床研修制度の見直しを検討していた厚生労働省の医道審議会部会は10日、都市部に集中している研修医を地方に誘導するため、大都市の病院に研修医の募集定員削減を要請することを柱とした報告書をまとめた。

 2004年度に制度導入後、地方の大学病院所属の研修医の減少や、都市への集中を招いたとの指摘があり、政府、与党が5月にまとめた緊急医師確保対策にも研修医の定員見直しが盛り込まれていた。

 定員削減の対象について報告書は「人口に比べて募集定員や採用実績が著しく多く、かつ、人口10万人当たりの医師数が全国平均を上回るなどの地域」と例示。厚労省は「具体的な対象は、地域の実情を踏まえて今後検討する」としている。

(共同)
 

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