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朝青龍ノイローゼ 精神安定剤も服用

連日の騒動にノイローゼ気味の朝青龍

連日の騒動にノイローゼ気味の朝青龍 [写真を拡大]

 事実上の引退勧告とも言える2場所出場停止などの厳罰を受けた横綱・朝青龍(26)=高砂=が、極度の精神的ショックを受けていることが2日、分かった。都内の自宅で4か月間の謹慎生活に入ったが師匠の高砂親方(元大関・朝潮)によると、精神安定剤を服用。さらに、面会した関係者によると、極度のショックで相撲を取る気力が喪失している状態だという。週明けには入院する可能性も出てくるなど、復帰への道がまったく見えない苦境で「引退」が現実となってきた。

 仮病疑惑で2場所出場停止などの重い処分を受けた朝青龍の心が、“折れて”しまった。本人は秋1場所の出場停止を予想していたという。それがフタを開ければ想像をはるかに上回る年内、本土俵に上がれない事実上の“引退勧告”。厳罰に動揺は激しかった。

 関係者によると、現在の状態は極めて深刻だ。処分が下った前夜は一睡もできず、一夜明けたこの日も感情の起伏は激しさを増した。「頑張るぞ」と叫んだかと思うと「もうダメだ」と涙を流すなどノイローゼ気味。秒単位で感情が入れ替わり、常に周りに人がいないと不安に陥る状態という。

 そのためこの日、付け人と知人、友人が相談し、24時間付きっきりで横綱を見守る態勢を敷いた。看病する人間が「大丈夫ですよ」「今回の処分は頑張れという意味ですよ」など常に励ましの言葉をかけないと、たちまち心が乱れるという。食欲もなく表情はやつれる一方。こうした状態に主治医は精神安定剤を服用させた。今後、動揺が激しければ入院する可能性もあるという。さらに、治療のためモンゴルへの一時帰国を主治医が勧める可能性もある。

 極度の精神不安定は、4か月の謹慎後の自分の姿が想像できない不安に陥ったためだと考えられる。師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は本人の会見について「今回の処分が重いか軽いのかの判断がつかない状態で、落ち着くまで(会見は)できない」と明かした。

 心が戻らなければけがも治せない。さらに、けいこを再開する見通しすら立たない。親しい周囲は「今の状況ではもう1回、相撲を取れるのかどうか正直、分からないんです」と告白。来年初場所の復帰への見通しが一切、立たないことを明かした。すべては自らが犯した過ちだが、引退の2文字が、日増しに大きくなることだけは間違いない。

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(2007年8月3日06時02分  スポーツ報知)

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