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待ち受けた報道陣を無視して来日した朝青龍(中央) [写真を拡大]
横綱・朝青龍(26)=高砂=の“仮病疑惑”に、診断書を出した三重・四日市市内の病院が30日、異例の“反論”を行った。病院への問い合わせが殺到し、診断への疑惑の目を向けられたこともあり、日本相撲協会広報部を通じ病状について文書で説明。左ひじの状態については、手術の必要性があることを訴えた。
朝青龍のけがは、ウソではないのか? ワイドショーなどでも大きく取り上げられるなど、日に日に高まる“仮病疑惑”。診断を下した病院には連日、問い合わせが殺到し、業務に支障が出るほど。事態を収拾するため病院側は、文章で異例の病状説明を行った。
焦点となっていた腰の疲労骨折。既に急性腰痛症と第5腰椎(ツイ)=椎弓=疲労骨折と診断されているが、「検査所見と本人の訴え、診察所見を総合」と説明した。朝青龍自身が、激痛を訴えていたため診断が下されたようだ。
もっとも、深刻だったのはひじ。左ひじ内側側副じん帯損傷、左尺骨神経痛については「かなりひどい状態で、エックス線検査上、今でも手術をしなくてはいけないほどの状態」と、深刻さを訴えた。約6週間程度の休養、加療を要すると発表したことについては、腰の疲労骨折だけではなく「(ひじを)手術したことを考えて決定」と、付け加えた。
師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「6週間はおかしくないでしょ。腰よりひじ。場合によっては、手術もしなければいけないみたいだ。明日(31日)から入院します」と話した。病院側への取材については「迷惑になるので今後はこっち(相撲協会)が対応します」と、取材自粛を要請。
疑惑の目を向けられた診断内容。朝青龍の軽率な行動は、病院側にも大きな“被害”を与えた。
(2007年7月31日06時01分 スポーツ報知)
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