病院数、1年間で87施設減少

 厚生労働省が12月10日にまとめた医療施設動態調査(2007年9月末概数)によれば、今年9月時点の全国の病院数は8,862施設で、前月の8,868施設から6施設減少した。昨年9月からの1年間だと87施設の減少だった。一方、一般診療所は前月から127施設の増加。昨年9月からだと936施設増えていた。

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 病院は、精神科や結核療養所以外の「一般病院」が5施設減少する一方、「精神科病院」も1施設減った。また、長期療養の受け皿となる「療養病床」のある病院(再掲)は前月から7施設の減だった。「療養病床」のある病院の減少幅が減少数の合計を上回ったのは、療養病床を一般病床などに切り替えて存続した病院があるためとみられる。

 これらに伴い、9月の病院ベッド数は162万94床と、8月から429床の減になった。病床種別では、療養病床401床(34万3,801床→34万3,400床)、精神病床247床(35万1,435床→35万1,188床)の減など。一般病床は91万3,135床で、前月から逆に249床増えた。

 一方、「一般診療所」(ベッド数19床以下)の施設数は9万9,546となり、前月(9万9,419施設)から127施設増えた。ベッドのない「無床診療所」が159施設増えて8万7,139施設になる一方、ベッドのある「有床診療所」は32施設減少し、1万2,407施設になった。

 病院の施設数は、昨年9月(8,949施設)からの1年間で87施設の減。一般診療所は、この間に9万8,610施設から936施設増えた。
 一方、病院のベッド数は今年4月から5か月連続でのダウンになった==。昨年9月の162万6,762床から比べると、1年間で6,668床減った計算になる。特に療養病床は、昨年9月の35万 915床から7,515床減少。逆に一般病床は2,593床増えた。


更新:2007/12/10   キャリアブレイン

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