今井翼、箱根駅伝に挑戦　ラジオドラマ「風が強く吹いている」で

　直木賞作家の三浦しをんさん（３１）の人気小説「風が強く吹いている」（新潮社）が文化放送で初めてラジオドラマ化され、人気デュオ「タッキー＆翼」の今井翼（２６）が主演することが９日、発表された。ラジオドラマ初挑戦の今井は、「最初に話を聞いた時は戸惑いましたが、一つ新しいことを自分のものにしたいという欲もあり、引き受けました」とコメントを寄せた。

　小説は、箱根駅伝に挑戦する大学生を描く。文化放送は、１９９０年から同駅伝を２日間完全実況中継しており、ドラマは“直前応援スペシャル”と銘打ち、２４日午後６時から３０分番組で５夜連続で放送される。

　今井は、才能に恵まれながら走ることから見放されていた主人公・蔵原走（くらはら・かける）を演じる。

　リスナーに声だけで物語を伝えることに「楽しみと不安、両方ある」としながらも、「自分なりに声のトーンを徐々にギアチェンジするイメージで言葉を発したい。この作品と本当の駅伝を聴いてもらえるとうれしいです」。