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世界遺産道険し?続く不法投棄

2007年12月09日

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引っ越しに伴って捨てられたお見られる家財道具など=鳴沢村内で

■211人が参加し64カ所を発見

 富士山周辺の不法投棄防止を目的に山梨、静岡、神奈川の各県が合同の一斉パトロールを実施した。富士山は現在、世界文化遺産登録を目指しているだけに、山梨県の担当者は「不法投棄の未然防止と住民意識の啓発を一層はかりたい」と話している。

 3県一斉パトロールは5日実施された。昨年10月の「3県サミット」での合意を受けて、昨年12月に初めて実施し、今回で3回目。合わせて211人が参加し、新たな不法投棄64カ所(山梨県内は3カ所)を発見した。

 このうち、山梨側は県や警察、地元自治体の担当者ら22人が参加。2人ずつのグループに分かれて富士山周辺の林道などに重点を置いて回った。最近は家庭からの一般廃棄物の不法投棄が目立つという。この日も林の中に捨てられた乗用車や布団、棚などの家財道具が確認された。

 なお、富士北麓(ほく・ろく)地域では先月末現在、108カ所、87トンの不法投棄が確認されている。

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