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名古屋市にある
南生協病院・産婦人科。
さまざまな婦人病から
リスクの高い出産まで、
対応する総合病院の産婦人科は、
毎日、忙しさが続いています。
医師が足りないのです。 |
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産婦人科
・石井景子部長
「昼間も2人、
時間外も全部2人だけという
状態になってしまって。
尋常な状態ではないですね」
手術、そして時間を選ばない、出産。
医師2人だけで対応するには、
もう限界に近いといいます。 |
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産婦人科医は、
一番多かった昭和40年代を境に減り続け、
最近では、全国で約1万1000人。
その数は、内科医の9分の1。
産婦人科医を目指す医師が
減ってきているのです。
今、全国各地の病院で、
産婦人科医の不足が問題になっています。 |
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石井産婦人科部長
「どなたも、自分の赤ちゃんは、
何事もなく無事に生まれてくると
思っていますから、
トラブルがあった時には訴訟が多い。
また、時間外の仕事が多いのも原因ですね」
こうして不足していく産婦人科の医師。
今、それが、
地方の病院と地域を揺るがせています。 |
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