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 ホーム病院勤務医のささやき>国が医療を捨てるとき
【この項の目次】
第8回労働実態2
第7回労働実態1
第6回医療過誤
第5回「外科学会」
第4回『国が捨てる』
第3回『医療崩壊』
第2回県の医師数
第1回医師の数
■病院勤務医のささやき 
〜医師不足を考える〜
国が医療を捨てるとき
(ホームページコラム第4回)

 今日は医師不足とは直接関係はないのですが、面白い本を見つけたのでご紹介したいと思います。先日『BOOK-OFF』でぶらぶらしていて何冊か買いあさった本の中に、今回紹介する『国が医療を捨てるとき』というのがありました。

『国が医療を捨てるとき』

著者:相野谷安孝
出版:あけび書房
 何気なく読み進めていくと、「疾病の自己責任」、「自助努力」、「民間活力の導入」、「老人の心身の特性」など、昨今政府、厚生労働省のすすめる医療改悪に関係した言葉がどんどん飛び出してくるわけですが、実はこの本は1991年に出版されたものです。91年は私が医師になったときで、この頃もうすでにこのような方向性で危険を訴える本が出版されていたことに驚きました。
 
 この本は国民皆保険制度が成立した経緯からはじまり、国の押し進める医療改悪の様子を、国会に提出された法律を資料として掲載し、医療政策の今までの流れを勉強しようという方には最適な本です。医療改悪の流れを止めるためにも、この歴史、流れを勉強し、国民に知らせる努力をすべきと思われました。



石川勤労者医療協会 城北病院外科
斉藤典才


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