フルHD時代のレコーダー選び

お気に入りのタイトルこそ高画質HDで残したい

フルHD(ハイビジョン)対応テレビの売れ行きが好調だ。

地上デジタルやBS・CSデジタルの番組放送をはじめ、次世代DVDやゲームなどのハイビジョンコンテンツを大画面で楽しむユーザーも増えてきた。だが、録画コンテンツに関してはどうだろう。お気に入りのタイトルを、高画質ハイビジョンで残せないというジレンマに陥っている人も多いのではないか。

ハイビジョン対応レコーダーならば、ハードディスクに高画質映像を録り溜めておくことはできるが、いずれはDVDにムーブする必要に迫られる。その際、問題となるのが従来DVDにはハイビジョンはそのままの解像度では記録できないということだ。仕方なく、HD映像を標準画質に変換して記録することになるが、画質の劣化は避けられない。

そこで登場したのが、HD DVDなどの次世代DVDに対応したレコーダーである。

次世代を先取りしたHD DVDレコーダー

次世代DVDのメリットは、なんといっても大容量である点だ。

HD DVDなら、放送波のままのフルハイビジョン画質で、1層に約2時間記録可能。しかも従来DVDと互換性を保っているため、過去に録り溜めたタイトルを無劣化で高速ダビングすることができる。たとえば、DVD6枚に標準画質で記録した連ドラ全話約12時間も、2層HD DVDなら1枚にすっきり収められるというわけだ。

このHD DVDを牽引してきた東芝が、世界初のHD DVDレコーダー「RD-A1」を発売したのは、昨年のこと。そして1年を経た今、ついに“本命”というべき最強モデルを打ち出した。

最新HD DVDレコーダーヴァルディア「RD-A301」が“本命”と目される理由はどこにあるのか。その実力を検証する。

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ふつうのDVDディスクにもフルHD記録できるHD DVDレコーダーが登場!

DVDで気軽に楽しむハイビジョンライブラリー

ハイビジョンの感動をそのまま残すために、もはや必須といえる次世代DVDレコーダー。その点、フルハイビジョン映像をHD DVDにそのままの美しさで記録できる「RD-A301」は、ライブラリー作成に最適な一台といえるだろう。

だが、本機のアドバンテージはそれだけに留まらない。HD DVDに大容量記録できるのは当たり前。「RD-A301」はさらにその先を行く、“ふつうのDVDに放送波そのままのフルハイビジョン記録”を世界で初めて実現したモデルなのだ。 *2007年12月東芝調べ

これを可能にしたのが、新規格「HD Rec」。さらに、放送波そのままでは入りきれないハイビジョン放送のために、高効率映像圧縮方式であるMPEG4 AVCに映像を変換する「HDトランスコーダー」を搭載。これにより例えば1層のDVD-Rに約2時間ものフルハイビジョン記録が可能となったのである。

HD DVDメディアは、現時点ではまだ高価なメディア。ふつうのDVDでフルハイビジョン映像を記録できれば、ライブラリー構築も気軽に行えそうだ。

ふつうのDVDへのハイビジョン記録を可能にした「HD Rec」規格

「ハイビジョンを記録するには“次世代ディスク”が必要」というのは、そもそもユーザー視点から見れば不条理な話で、これだけ普及している“ふつうのDVD”に気軽に、しかも安価にハイビジョンが保存できればそれに越したことはないのである。

このユーザーの願いを実現したのが、DVDの規格制定組織であるDVDフォーラムが正式承認した「HD Rec」規格。これによりDVD-RAMや-RW、-Rの既存DVDを次世代DVDであるHD DVDと同じフォーマットにすることが可能になり、次世代HD DVDと既存DVDの垣根が消滅した。つまり既存DVDはいわば「小さな容量のHD DVD」ということになり、HD DVDと同じく、デジタル放送をそのままのデータ(MPEG2 TS)で記録できるようになったのである。このHD Recに世界で初めて対応した画期的マシンがRD-A301なのだ。

HD DVDとDVDは単なる「容量違い」に!

一方、MPEG4 AVCに高効率圧縮することにより、HD DVDではさらに大容量の録画が可能となる。HD DVD-Rで約7時間、HD DVD-R DLでは約14時間という余裕のボリュームだ。安価で気軽な「ふつうのDVD」も大容量のHD DVDも単なる「容量違いのディスク」として自在な使い分けが楽しめるのが、「RD-A301」の魅力である。

「HD トランスコーダー」で映像を圧縮

ただご存知の通り、ハイビジョン放送はデータ容量が大きく、既存DVDの容量ではすぐにいっぱいになってしまう。そこでRD-A301は映像データを高効率動画圧縮方式であるMPEG4 AVCに変換する「HD トランスコーダー」を搭載している。これにより、たとえばDVD-Rに約2時間までフルハイビジョンのまま映像を記録することが可能になった。

また、2時間に満たない番組をDVDに記録する場合は圧縮の程度を47段階から選ぶこともでき、ディスク容量の範囲内で最適な画質で残すことができる。映像をMPEG4AVCに変換した場合でも音声は変換せず、最大5.1ch×2ストリーム(2カ国語放送など)まで保存できるのは音質重視のユーザーにはうれしい仕様だ。

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HD DVD搭載ハードディスクレコーダー RD-A301 12月中旬発売予定
  • 録画メディア/HDD(300GB)、HD DVD-R、HD DVD-R DL、DVD-RAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW
  • 記録方式/MPEG2、MPEG4AVC
  • チューナー/地上デジタル×2、BSデジタル×2、110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
  • おもな入出力端子/HDMI出力×1、D1~4映像出力×1、i.LINK(TS)端子×1、LAN端子×1、extension端子×2(USBキーボードの接続対応)ほか
  • レグザリンク対応
  • サイズ・重量/幅430×高さ69×奥行き375mm・6.1kg
  • 価格/オープン
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HD DVD トランスフォーマーキャンペーン

RD-A301を購入すると、応募者にもれなく「トランスフォーマーの」HD DVDソフト(2枚組)とオリジナルフィギュア、さらにHD DVD&DVD-R ディスクセット(各5枚ずつ)を進呈するキャンペーンを実施中。購入チャンスは、2008年1月31日まで(応募は2月10日まで)

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ふつうのDVDディスクにもフルHD記録できるHD DVDレコーダーが登場!

CMカットも自動録画もおまかせ賢さ&使いやすさで一歩リード

本編のみの一発再生から高度な編集までフル対応

賢い自動録画エンジンが好みに応じて番組チョイス

W録やダビング10にも対応より自由度の高い録画を実現

15パターンの同時録画で番組の視聴機会を逃さない

破格のロープライス設定でHD DVD普及の起爆剤に