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全国女性初の警察の航空整備士!

2004年10月20日 17:20

亀山幸代さん、29歳。
中学生の時、見かけたヘリコプター。
なぜ動くのかが不思議で始まった夢、 ―― 整備士になりたい

亀山さんは、4年前、民間ではなく全国の警察で女性初の航空整備士として入隊し、
更に、合格率20%と言われる難関の『1等航空整備士』に
今年8月、初挑戦でめでたく合格しました。
広島県警には、中型と小型のヘリコプター2機ありますが、2等では小型のみ、
1等の資格があって中型の整備ができるのです。

とにかく、それまでの勉強が大変だったそう。
就職して丸4年。通常の業務と並行しての勉強。
プライベートの時間も削り、実家に帰っても頭から離れず… というくらいの勉強漬け。
実際、そのテキストを見させていただいたら、絶句です。だって、全て英語なのです!

飛行機は、主にアメリカやヨーロッパ(フランス、イタリアなど)製のため、
整備マニュアル(説明書みたいなもの!?)なども、全て英語表記!
ですから、まず英語もできなければいけず、辞書片手に勉強。
手書きで作ったオリジナルのノートは7冊に及び、
受験勉強を思い出させられた私は、ぞっとしてしまいました!

広島県警ヘリコプター。
間近でみるとかなり迫力!
これでも小型です。
美人顔に制服姿!カッコイイ女性です♪

でも一等整備士になって、これでやっとスタートラインに立てたと言います。
それまでは、まだ半人前のような気持ちだったそう。
しかしこれからも、機体が変わると共に勉強は続きます。

そんな整備士の仕事とは――?
これが、本当に大変です。「機体の整備」はもちろん。
そのメインに見える仕事は、ほんの一部で、整備をするために必要な道具の
管理・整備が大切だと言います。

『 土台となる仕事の大切さ 』。

毎日、パトロールとして飛行するだけでなく、
事件事故は発生した時には搭乗して、救助・捜索活動もします。
緊急時には、搭乗者だけでなく地上の人々の命が関わっているのですから機体はもちろん、
道具にも不備があってはいけません。
「ちょっと待ってください!」なんて言っていられないですからね。
またそんな緊急時こそ、仕事のやりがいを感じるそうです。

私もちゃっかり操縦席に乗って
気分だけでも…エヘ♪
手書きの勉強ノート。涙ぐましいっ!

さて、神奈川出身の亀山さん、夢を追って、縁もゆかりもない土地へ来たというところには、
親近感を覚えずにはいられませんでした。
広島にきた時に感じた土地柄、環境、友達のこと…。
でも、私以上に、男性のみの職場に来た亀山さんには、少し悩みが多いようです。

実際、仕事としては男女の壁がある仕事ではありません。
だからこそ、もっともっと女性にもこの世界に入ってきてほしいと願っているようでした。

ヘリコプター出動の時の牽引もお仕事です

新たな歴史の1ページを作った亀山さん、
これからも自分の思う道に突き進んでくださいね。お互いに!

※この取材模様はJステ特集10月12日(火)に放送しました。

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