2007年 12月 8日
遺体発見現場に両親がお供え
坂出市で幼い姉妹と祖母の3人が遺体で見つかった事件で姉妹の両親が8日、初めて遺体発見現場を訪れ、衣服などを供えました。姉妹の両親、山下清さん夫婦は午後3時前、2人の子供を連れて、3人の遺体が発見された坂出港の資材置き場を訪れました。そして、娘たちが寒くないようにと黄色のフリースや下着、お菓子などを供え、手を合わせていました。また、山下さん夫婦は現場に多くのお供えが置かれていたことについて、「ありがとうの気持ちでいっぱいです」と涙ながらに話しました。

最上稲荷でお火たき大祭
岡山市の最上稲荷で古いお札を燃やし、この1年の無事に感謝するお火たき大祭が8日、始まりました。お火たき大祭は約1200年前、最上稲荷を開いた報恩大師が当時の天皇の病状回復を祈願したのが由来とされています。午前6時から点火式が行われ、古いお札を積み重ねた護摩壇に神の火「神火」がつけられました。この炎に体をかざすと1年間、病気や災いが無く過ごせるという言い伝えがあります。訪れた人たちは次々と炎の中にお札を投げ入れ、この1年の無事に感謝し、新たな1年の無病息災や家内安全を祈願していました。お火たき大祭は9日まで行われ、最上稲荷では約2万人の参拝者を見込んでいます。

親子でクリスマス料理教室
クリスマスの料理作りを親子で学ぶ料理教室が8日、岡山市で開かれました。この料理教室は食品メーカーのポッカコーポレーションが開いたものです。岡山市の小学生の親子15組が参加し、タンドリーチキンや帆立のサラダなど4種類の料理に挑戦しました。料理づくりは初めてという子供がほとんどでしたが、次第に慣れてくると楽しそうに野菜を切ったり、盛り付けをしていました。参加した親子は出来上がった料理を味わい、一足早いクリスマスムードを楽しんでいました。

ゆめタウン丸亀起工式
丸亀市に来年秋のオープンを予定している大型ショッピングセンター「ゆめタウン丸亀」の起工式が8日、行われました。「ゆめタウン丸亀」は広島市に本社を置くスーパーのイズミが丸亀市新田町に建設するものです。起工式には関係者が出席し、鍬入れをして工事の安全を祈りました。計画によりますと「ゆめタウン丸亀」は5階建てで、店舗面積は約2万8000平方メートル、オープンは来年秋の予定です。8日は三豊市豊中町でも「ゆめタウン三豊」の起工式が行われ、綾川町に計画されている「イオン」と合わせ、香川県では大型店の出店計画が相次いでいます。

健康福祉のまちづくりで市民公開講座
介護サービスの充実したまちづくりを考える市民公開講座が8日、岡山市で開かれました。公開講座には市民約360人が参加し、ロッキード事件の担当検事として知られ、現在は弁護士の堀田力さんが講演しました。堀田さんは少子高齢化が進むことで起きている親の介護や高齢になってからの1人暮らしの問題について、「今の行政サービスでは支えきれなくなっている」と指摘しました。その上で、今後、介護サービスを充実させるためには「病院や企業、学校など地域のあらゆる機関を束ねるネットワーク作りが必要」と述べました。