福岡放送局

2007年12月8日 19時15分更新

「暴力団追放」 緊急会議

暴力団どうしの抗争事件が相次いでいるのを受けて、福岡県久留米市で暴力の追放や防犯活動に取り組んでいる団体のリーダーによる緊急の会議が開かれ、一体となって活動を続けていくことを確認しました。

会議は福岡県久留米市や大牟田市で指定暴力団・道仁会と暴力団・九州誠道会の抗争事件が相次いでいるのを受けて、福岡県が、県民一体となって暴力の追放に取り組もうと、緊急に開きました。
久留米市の会場には各地で、暴力の追放や防犯活動に取り組んでいるリーダーなどおよそ150人が出席し、初めに麻生渡知事が「この会議を一つのステップとして、生活の安全・安心を一層高めていきましょう」とあいさつしました。そして福岡県警察本部の深野浩暴力団対策官が抗争事件を警戒する警察の態勢について説明したのに続き、他の参加者が、通学路での子どもの見守りなど、地域での取り組みを報告しました。
最後に、「一致団結して、暴力の追放に取り組み、『安全で安心して暮らせる福岡県』の実現を目指す」とした暴力追放宣言を採択し、今後、一体となって暴力追放の活動を続けることを確認しました。