2007年12月8日 19時15分更新
ことし7月福岡市にある中学校の教室で同級生の顔を殴り首に大けがをさせたなどとして中学3年生の男子生徒が傷害の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは福岡市中央区の福岡教育大学附属福岡中学校に通う15歳の中学3年生の男子生徒です。
警察の調べによりますとこの男子生徒はことし7月昼休みに教室で同級生の男子生徒の顔を数回殴り首に大けがをさせたなどとして傷害の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと加害者の生徒がけがをした生徒の背中を突然、押したためもみ合いになったということです。
けがをした生徒は今も頭痛やめまいなどが続いて入院中で学校に通うことができない状態だということです。
調べに対し加害者の生徒は容疑を認め反省しているということです。けがをした生徒はことし4月に転校してきて以来同級生から日常的にいじめを受けていたと話していますが学校側はいじめの存在を把握していなかったとしています。福岡教育大学附属福岡中学校の上野禎一学校長は「けがをした生徒には誠に申し訳ないと思っています。
いじめの問題については私たちの努力が足りなかった面があり教師ができるだけ教室にいるなどして再発防止に努めたい」と話しています。