昨日は、カニ・ハラオに会う気分では無かったが、以前にハラオがお母様へプレゼントを選ぶ約束をしていたので、果たすために行った。
開口一番ハラオは言った。「なんかあったんすか?」
このばかもーん!と心の中では想ったが、大人の女を気取って優しく語りかけた。
が、ヤツは言った。
「鼻息荒いっすね?」
「うっ・・押さえてんのよ!このバカたれ!キミ、泣かれると弱いでしょ?許してしまうでしょ?」
「まっじ、泣く女はかわいいすっよ!つつーって涙がこぼれると、ぎゅうって、こうぎゅうって・・」
と言いながら自分を抱きしめてる。
やっぱバカだ、コイツ・・。
バカはほっといて、私は歩き出した。
未熟な発展途上の男に、今は何を言っても無駄だろうと思いながら、私情と仕事は別に考えて行動するのが大人の社会人としての役割だ、それが欠如しているから社会面政治面を賑わす族が出るのだ、などと
ハラオの父ちゃんも言っているだろうことを話しながら、店へ辿り着いた。
私はハラオから「今まで心配をかけたお袋へ、そしてオヤジにはこれからの自分を見ていてほしい」という言葉で、「時計」と決めていた。
私が父から贈られた時計がお守りのようになっている事と、時を刻む大切さを痛感しているからだ。
その事を話したら、ハラオも大いに乗り気だった。
肝心な予算は3万迄と言う。
十分な予算で、質の良い物が買えるし高価なものは、就職が決まり買えるようになってから、また贈ったらいい。
3万も出さなくても、お洒落で機能、良質な物が沢山あり迷ってしまう。
ハラオのお母様は、夫の後を10歩位下がっている様な、私とは真逆な方だ。
試しにハラオが選んだ物は、ごっついダイバーウォッチの様なあれこれとネジが付いてる物をだった。
良かった、付いてきて・・。
私が選んだのは文字盤が螺鈿の楕円形、日、曜日が付いている物を選んだ。若さもあり人気のブランドだという。
ブレスのベルトの色も3種類あり、結局プラチナにピンクゴールドのコンビを選んだ。
それに、エコもので、電池不要で太陽光、電気の明かりで充電する優れものだ。
シチズンのwicca、素晴らしい。
ハラオは満足して綺麗にラッピングしてもらった。
お母様が気に入ってくれるといいね。メッセージカードを貰って何か書いていた。
本当に、女を見る目があったらいう事なしなのに・・。まあ、完璧な人間はいないからね。
お昼を食べましょうと、誘ってくれたが、鶏女にこれ以上恨まれたくないので断わった。
でも、興奮して喉が渇いていたのでお茶でも飲もうかと、ルーキーを連れてドッグカフェへ行った。
ここのお店は初めてだが、ビジョンフリーゼちゃんが看板娘だった。
結局はここの売りの案山子弁当を食べた。私の決意は本当に中途半端だ・・・
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私も欲しいです、その時計。
2007/12/8(土) 午前 11:03 [ スマイル ]