10月に発覚した岡山県国民健康保険団体連合会(岡山市桑田町)の管理ミス問題で7日、75歳以上が加入する「老人保健」と、70〜74歳加入の「国民健康保険」の償還対象となる受給者は4272人・17世帯、総額6175万3546円に上ることが分かった。 同連合会によると、老人保健では、自己負担額を超える医療費を返還する「高額医療費」の支給管理システムで、はりやマッサージ、柔道整復などの施術料と、受診回数によって引き下げられるはずの負担限度額に記入漏れがあり、対象の受給者は計4272人、金額は計6026万2346円となった。 また、国民健康保険では、負担限度額を引き下げる「高額療養費」の記入漏れで17世帯149万1200円の償還が判明した。 償還対象となるのは、独自管理の倉敷市(旧倉敷市分)を除き、同連合会に事務処理を委託している県内26市町村と、3国保組合の受給者。同連合会は同日午後1時半から受給者、市町村担当者に説明会を開き、詳細を報告する。