家電量販大手のデオデオ(広島市中区)が、「デオデオ倉敷店」(倉敷市笹沖)の大幅増床を計画していることが7日分かった。大規模小売店舗立地法に基づき同日までに岡山県に届け出た申請では、売り場面積を2倍近い8700平方メートルに拡張する予定。申請面積としては、岡山県内の家電量販店で最大となる。
計画などでは、鉄骨平屋と同2階の現店舗(売り場面積計4623平方メートル)を取り壊すなどし、鉄骨3階の新店舗を新たに建設。テナントは眼鏡店が1階に入る。
新店舗の隣に、4階の立体駐車場を整備。平面と合わせ、現在の109台分から505台分に増やす。開店(午前10時)は変えず、閉店を1時間延長して午後9時にする。総投資額などは非公表。来年2月着工、同7月オープンする予定。
岡山県内の家電量販店では、ビックカメラ(東京)が11月20日、JR岡山駅前にオープンした中四国初の店舗(申請売り場面積8200平方メートル)が申請段階でこれまで最大だった。同店のサービスカウンターなども含めた実質的な店舗面積は約1万1000平方メートル。
デオデオ倉敷店の実質店舗面積は不明だが、県内最大規模になる見込み。最大手のヤマダ電機(前橋市)も岡山、倉敷市などで多店舗化を進めており、販売競争が一層過熱しそうだ。