KCT NEWS
最新ニュースインデックス

[2007年12月7日(金)の KCT TVニュースから]

古代米「赤米」の籾摺り(総社市)

総社市新本の本庄国司神社で神前に供えられる赤米の籾摺りが行われました。
本庄国司神社に伝わる赤米の神饌は、県の無形民俗文化財に指定されています。古代米の赤米は、神社そばの神田で地元の保存会によって栽培されています。数年前からは、新本小学校の5年生が総合学習のひとつとして赤米の栽培に携わっていて今回も14人の児童たちが籾摺り作業に参加しました。籾摺りは、唐臼を使って行われ、子どもたちは、保存会のメンバーから使い方を教わりながら昔ながらの作業を体験しました。また、もみ米を唐臼にかけた後、唐箕を使って籾殻と赤米に仕分けしました。籾摺りされたおよそ20kgの赤米は、今月24日の霜月祭りで神前に供えられるほか甘酒やおにぎりにして参拝者に振舞われます。

東ビル出店に向け 天満屋倉敷店で閉店セール(倉敷市)

来年3月にJR倉敷駅前の東ビルへの出店が決まっている天満屋倉敷店で閉店セールが始まりました。
閉店セールは天満屋倉敷店全館あげて開催しているもので衣料品や雑貨をはじめ食料品や寝具などが対象商品になっています。最大で7割引の羽毛布団などもあり売り場は大勢の買い物客でごった返しました。7日からはじまった閉店セールは第1弾として年内中開催されます。また、年明けから2月の上旬までが第2弾、閉店日までが第3弾と最終閉店日まで続けられます。天満屋倉敷店によるとこの閉店セール期間中に前の年より5割増しの売り上げを見込んでいるということです。天満屋倉敷店は来年の3月に三越跡地に出店する予定で、現在の天満屋の建物は取り壊されて駐車場になる予定です。

JFE陶芸部が車イス寄贈(倉敷市)

JFEスチール西日本製鉄所の陶芸部がJFEフェスタで陶器を販売した売上金で購入した車椅子を倉敷市社会福祉協議会に寄贈しました。
この寄贈は、毎年行われており、今年で5回目になります。JFE陶芸部は現在、従業員や関連会社、それにOBや家族らおよそ65人が福山地区の敷地内に設けられた窯で活動しており、毎年、JFEフェスタの売り上げで福山市と笠岡市、倉敷市の3つの社会福祉協議会に車椅子などの備品を寄贈しています。今回寄贈した車椅子はアルミ製で軽く、コンパクトに折りたたむことができる2台です。倉敷市社会福祉協議会では、要介護者に無料で車椅子の貸し出しを行っていて介護保険法の改正以降、不足気味となっていたことから「大変ありがたい」と話していました。

角漆工房 漆の世界(倉敷市)

石川県輪島市の漆工芸家・角有伊さんの工房で作られた漆器を集めた作品展が今、倉敷市中央の工房イクコで開かれています。
角有伊さんは「漆の革命者」として知られる父親の故・偉三郎さんの工房を受け継ぎ、伝統を守りつつ、新たな作品作りに励んでいます。角漆工房の漆器は一般的な輪島塗と異なり、「木とは何か」「漆とは何か」を追求した、漆を薄く塗り、木目を活かした作品が特徴です。会場には父・偉三郎さんの作品の中でウエイト占めていた合鹿椀をはじめ、へぎ板で仕立てた皿などおよそ90種類270点が展示されています。また、作品の中には有伊さんが手がけた新たなデザインのものも並べられています。父・偉三郎さんのモットーとしていた「生活の中の漆」は有伊さんにもしっかりと受け継がれ、新たな伝統を生み出しています。角漆工房の漆の世界を集めたこの作品展は今月9日(日)まで倉敷市中央の工房イクコで開かれています。

丹波焼 市野英一 作陶展(倉敷市)

丹波焼の里兵庫県丹波立杭の陶芸家・市野英一さんの個展が倉敷・中央画廊で開かれています。
丹波焼は、備前、信楽、瀬戸などと共に日本六古窯の一つに数えられます。その丹波焼の里立杭に生まれた市野英一さんは、丹波焼の伝統を継承しながら新しい丹波のカタチを模索する陶芸家の一人です。今回の個展では、市野さんのトレードマーク「網目文」の食器のほかに陶炉をテーマにした新たな作品45点を出品しています。土の器のぬくもりを活かした陶炉の中に、ろうそくを灯すと幻想的な空間が生まれます。陶炉のカタチは、クリスマスツリーをイメージしたもので、平らな表面にチューブからクリームを絞りだしたように土を乗せて焼き上げる独自の技法を用いたものもあります。丹波焼の伝統と市野さんの個性を融合させた丹波立杭焼・市野英一作陶展は、今月16日(日)まで倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。

(最終更新 12/07-19:08)

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