2006年01月24日

謎の多い車 228

    国道から逸れた道で猫が飛び出してきた。ブレーキをかけても間に合わず、白いものが前輪奥に吸い込まれ「 ガン 」という硬い音で車が停止。幸いにもアンダーパネルにしこたま頭を打ち付けた程度で、白いネコはよろけながらも畑に消えた。車にも異常はない。帰ってあらためてポルシェのアンダーパネルを覗き込んでみたら、見事に平板で空気抵抗を減少させるのに一役かっている。    これはリアのトランスミッション部分だけ独立して存在し、エンジンなどの整備の際には取り外すものだ。ぶ厚いプラスチックで出来ており、たたくとコンコンと軽い音がして少々がっかりさせられるので、見ない方がいい。   「 ねこ 」の話を家に帰って愛妻にして、口が滑った。    愛妻は大の「 ねこ好き 」で代々、実家でお座敷ねこ(?)を飼っていたそうだ。婚約中によく愛妻の実家に遊びに行って(本当は夕飯を、たかりに行って)は、「 ねこってかわいいよね 」と、心にも無いお世辞を並べては機嫌をとっていた。このとき、すでに私は子猫3匹を焼却炉でこんがりと焼いていたのだが、まさかネコ好きの愛妻に白状する訳にはいかない、婚約中に。   家に帰って 「 ネコって頭固いよお、でも、よく燃えるよね・・・ 」、しまった、と思ったがもう遅い。愛妻は、「  パパってネコ燃やした事あるのお?、もう、信じられない、この人非人っ 。」ええっ、なに?「 妊婦人? どおゆう意味? 」と聞き返したが愛妻は半べそをかいてこっちを見ている。   独身寮に住みついたネコがやたら子供を産むので、親ネコが外出している時を見計らって、敷地内の焼却炉にまきをくべてガンガン燃やし、頃合いをみて新聞紙に包んだ子ねこ3匹を放り込んだだけである。子ねこは「 にゃーにゃー 」いって愛くるしい目で私を見ていたが、 「  大丈夫だよ、ちっとも熱くないからねえ 」と言って優しく焼却炉で燃やしてあげた、いきたまま。   これがバレて、しばらくは愛妻にやらせてもらえなかったのだが、たかが、ネコを燃やしたぐらいで、ねえ、。   その後、親ネコも可哀想だから、ズタ袋に入れて多摩川に流したのだが、はたして泳いで東京湾までたどりついたか、ちょっと心配である。ふむふむ。
posted by 986S at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/12210297

この記事へのトラックバック