コメントの中で菊間アナは「年内でフジテレビを退社することに致しました」とし、「3年前から社会人と学生の“二足のわらじ”を履いてきましたが、今年に入ってから時間的体力的な限界を感じることが多く、考えた末、現在通っている大学院の勉強に集中しようと決めました」とつづっている。
菊間アナは弁護士を目指して司法試験の準備を進めており、約2年前から大宮法科大学院に通っていた。同局では慰留したが、決意は固かったようだ。6日に行われたアナウンス室の忘年会にも欠席していた。
菊間アナは早大法学部卒業後、1995年4月にフジテレビに入社。「発掘!あるある大事典」「こたえてちょーだい!」などを担当し、朗らかな性格と快活な語り口で人気を得た。
看板アナとして順風満帆だった菊間アナだったが98年9月、リポーターを務めていた「めざましテレビ」のコーナーで生放送中、避難器具の体験リポートをしている最中にマンション5階から転落し腰椎(ようつい)圧迫骨折で全治3カ月の重傷を負った。翌年1月に復帰したが、2005年7月には仙台市内でアイドルグループNEWSの未成年メンバーとの飲酒問題で無期限の番組出演停止処分になり、出演番組をすべて降板した。
同年11月に深夜番組で復帰、昨年10月からは「とくダネ!」のプレゼンターを務めていた。退社報告では、「今担当している『とくダネ!』で最後のアナウンサー業をしっかり頑張りたい。本当にありがとうございました」と結んでいる。