生保の不払い 総額964億円
生命保険各社の保険金の不払いは、日本生命や第一生命など大手を含む25社がすでに調査結果を金融庁に報告していますが、7日、残る13社が報告し、最終的な調査結果がまとまりました。それによりますと、38社の最終的な不払いの件数は過去5年間であわせて131万件、金額で964億円に上りました。これは、前回公表した9月末時点の報告に比べて、件数で11万件、金額で54億円増えています。これについて、金融庁は、契約者に適切に保険金を支払う態勢の整備を会社側が怠っていたことを重くみており、報告内容を精査したうえで、場合によっては行政処分を検討することにしています。一連の不払い問題の影響で、生命保険各社のことし上半期の新規の契約高が過去最大の落ち込みとなるなど、消費者の保険離れが進んでおり、再発防止の取り組みなどによって消費者の信頼を回復できるかが課題となっています。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|