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予備校までが取引現場に、若年層の摘発例増加…大麻

 若者の間で拡大する大麻禍は、予備校までが取引現場になっていた。他の違法薬物と比べて入手が容易で安価なこともあり、今回のように仲間同士で短期間に汚染が進むケースが多い。

 福岡県警によると、県内の大麻取締法違反での検挙者数は、2002年の21人から06年は100人と5倍に増えた。今年も9月末までに73人が摘発され前年を上回るペース。年を追うごとに若年層での摘発例が増える傾向にある。

 大麻取締法では、種子の販売に関する規制はない。県警は、福岡市内で大麻の種子や吸引器具を取り扱う店を把握しているが、「禁制品ではないので取り締まりが難しい」と頭を悩ませる。

 栽培に必要な道具は園芸店などでも購入できるため、若者が自宅で栽培する事件も多発。ラグビー部員による大麻吸引が発覚した関東学院大の事件では、逮捕された部員2人は、インターネットで注文した種子を自室の押し入れで育てていた。県警薬物銃器対策課は「覚せい剤に比べて抵抗感が少なく、ファッション感覚で手を染める例が多い。徹底した取り締まりで大麻禍の広がりを食い止めなければ」としている。



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