環境相「化石賞」受賞で釈明
「化石賞」は、COPに参加する世界のNGOのメンバーが温暖化防止に消極的な姿勢を示した国を選んで贈っているもので、日本は4日、先進国の温室効果ガスの新たな削減目標を提案に盛り込んでいないとしてこの賞に選ばれました。これについて鴨下環境大臣は7日、閣議のあとの記者会見で「たいへん不名誉なことと受け止めている。日本が今後の新しい枠組みについて『京都議定書を超えるもの』と表現したことが、京都議定書で義務づけた削減目標をうやむやにすると一部誤解されたものだ。残念なことだが、ある意味で日本に対する励ましだと思って期待にしっかり応えたい」と述べました。環境省は「アメリカなど削減義務を負っていない国を新たな枠組みに引き入れるためには調和が重要で、削減目標を持ち出せば会議がまとまらなくなる」と話しています。これに対してNGOは、最もよい方法は、日本がみずから新たな削減目標を掲げることで、温室効果ガスの排出量を一刻も早く削減する姿勢を明確にしないかぎり評価されないと話しています。 |
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