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“フィブリンのり”でも提訴

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訴えを起こしたのは、東京の70代の男性と静岡の40代の男性です。このうち東京の男性は昭和59年に、静岡の男性は昭和62年に、いずれも心臓手術を受けた際に「フィブリンのり」を使用されたと訴えています。現在は、慢性肝炎の治療を受けているということで、「フィブリンのり」によってC型肝炎ウイルスに感染したとして、国と製薬会社に賠償を求めています。「フィブリンのり」は、血液製剤「フィブリノゲン」と別の薬品を調合したもので、1980年代、心臓や肝臓の手術の際に縫合用の接着剤として広く使われました。製薬会社の調査では、およそ8万人に使用され、このうちおよそ1200人が感染したと推定しています。薬害肝炎訴訟では、これまでにおよそ200人が原告になっていますが、「フィブリンのり」の使用による提訴は初めてです。「フィブリノゲン」をめぐっては、厚生労働省が納入先の医療機関に、患者を特定できた場合は告知をして検査を呼びかけるよう求めています。弁護団は「フィブリンのりについてはきちんと調査をしていない医療機関も多いのではないか。実態の調査と被害者の救済が必要だ」と話しています。
もどる12月7日 18時53分
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