有馬記念に向けて調整していた菊花賞1、2着馬アサクサキングス(牡3、栗東・大久保龍)、アルナスライン(牡3、栗東・松元茂)が6日、同レースを回避することになった。両馬とも来春の天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月4日=京都)を目標にする。
アサクサはこの日、Dウッドでジャングルテクノ(古馬1000万)と併せ馬を行い、6ハロン83秒5−13秒2の時計で2馬身遅れた。寺島助手は「動きがあまり良くないので、来春に向けて放牧で立て直します。菊の疲れからは徐々に良くなっているけど、先のある馬だし無理をしても仕方ないので」と説明。7日に宮城県の山元トレセンへ放牧に出る。
アルナスは前日の5日に坂路で2週前追いを行ったが、松元茂師がこの日「馬がシャキッとしていない。春に備えてもう1度立て直す」と回避を決定。同馬も来週、山元トレセンへ放牧予定。今年は近年まれに見る豪華グランプリだが、菊花賞1、2着馬は出走しないこととなった。
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