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強制わいせつ:職員の胸触った疑いで、大学の総長逮捕--福岡

 福岡県警は14日、大学職員に対してわいせつな行為をしたとして、全国で大学などを運営する都築学園グループ(本部・福岡市)の総長、都築泰壽(やすひさ)容疑者(71)=同市南区玉川町=を強制わいせつ容疑で逮捕した。

 調べでは、都築容疑者は昨年10月14日午後6時半ごろ、都築学園が運営し、自身が学長を務める大学(同県太宰府市五条)の構内で、エレベーター前で都築容疑者を出迎えた女性事務職員(23)をエレベーター内に連れ込み、両肩をつかむなどして暴行し、胸を触ったり、無理やりキスをしようとするなどわいせつな行為をした疑い。同容疑者は「絶対にそういうことはしていない」と容疑を否認しているという。

 県警筑紫野署が今年10月17日に女性からの告訴を受理し、捜査を進めていた。

 県警によると、都築容疑者はこの他にも、「学園トップ」の地位を利用して日常的に同様の行為を繰り返していた疑いがあるという。また、被害を訴え出た複数の女性職員に対して学園当局が「黙っておけば外に漏れない」などと口封じを行っていたとの情報も把握しており、余罪についても調べを進める。

 都築学園は9学校法人と1財団法人で構成され、第一薬科大など大学や高校、専門学校など40校以上を全国で運営している。都築容疑者は父・頼助氏の創立した学校法人「都築学園」の総長に87年10月に就任後、横浜薬科大など大学や専門学校を次々と開校させた。現在は福岡経済大、第一薬科大など4大学で学長を務めている。【河津啓介、鈴木美穂】

毎日新聞 2007年11月14日 東京夕刊

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