宮古病院に脳外科医/来年2月着任で交渉中
県立宮古病院の脳神経外科に常勤医師がいない問題で、県病院事業局の知念清局長は六日、「医師一人と来年二月ごろの着任をめどに交渉している」と明らかにした。県議会十一月定例会で、奥平一夫氏(社大・結連合)に答えた。
同科の医師の定員は二人。同局は一人が着任すれば、本格的な診療再開に向けて残る一人分の応援態勢などを検討する。
また、老朽化が進む同病院の施設について、仲井真弘多知事は「確かにひどい」と指摘。改築時期をめぐり、「二〇一〇年度ごろに補助金をもらえる可能性がゼロではない。財政再建と同時並行で、いろいろな手法を考えたい」と述べた。