ここ数日、医療関係者と思しき人たちと、ちょっとしたやりとりがありました。
医療を取り巻く現状に、不満をお持ちの方々のようです。
それ自体の、客観的な部分では、分からなくもない部分は、あります。
その上で、あえて、患者の立場から、言いたいことがあり、
今回のエントリを立てました。
産科の医師が不足しているとのことです。
誰が悪いかと言うことを様々な方が言っていますが、
RAMから見れば、諸悪の根源は、教師です。
同じように「師」が付いて、昔は聖職と言われていました。
この人達が、教師から「教育労働者」に成り下がったことで、
報酬にあこがれて医師にはなりたくても、「3K」は嫌、
と言うような青年が増えたのです。
RAMの出身の大阪には、今でも緒方洪庵の適塾が保存されています。
その洪庵の言葉に「医師というものは、とびきりの親切者以外は、なるべき仕事ではない」というのがあります。病人を見れば相手が誰であろうと、可哀想でたまらなくなるという性分以外の者は医師になるな、ということです。
また、塾生が必ず学ばされたものに、フーフェランドの「医戒」があり、その第一章は「医の世に生活するのは人のためのみ。己がためにあらずと言うことをその業の本旨とす」とあります。
昔は、確かに、このような方がおられました。
今でも、幸いなことにRAMの周りには、主治医の先生を始め、何人もいます。
医師が、このようである限り、患者は「聖職者」としての尊敬も捧げ、その対価としての高額な報酬にも頷けます。
しかし「医療労働者」と言うべき人も、増えてきています。
「3K」などといって、医師になるのを敬遠すると言うことは、その現れでしょう。
「3K」であるのは昔からであり、だからこそ、医師は人々の尊敬を受けてきていたのに…。
千円札の肖像の野口英世は、自身が感染する危険を押して黄熱病の研究をしたからこそ、千円札になり得たのです。
RAMの高校は、日教組の力が非常に強いところで、年に数度は、教師が1限目にストをして、授業が自習になっていました。しかし、数名の先生は、ストに参加せず、授業をされました。「自分も、生活者として、待遇が良くなって欲しいことには変わりはない。しかし、生徒が待ってくれている教室を放棄することは、出来ない」と言われていました。その先生は、職員室では冷や飯でしたが、逆に、ストで授業を放り出した教師達は、次の授業時間に、ほとんどの教室で締め出しを食い、生徒にボイコットされていました。(勿論、その様に予め呼びかけた者はいたのですが…)
このように、授業を放り出して、賃上げ要求や労働時間短縮要求、果ては政治的要求などを、生徒の前で赤旗を振りながらしている教師に育てられたら、高校生あたりなら、批判能力も身に付いて、RAM達のような行動を取ることも考えられますが、もっと小さな時からですと、価値観は、平和を愛することと、国を愛することが矛盾無く両立することも教えられない程度の連中に、労働者としてのみのものを刷り込まれるでしょう。
「産科の医師が足りないのなら、だからこそ自分がなって、人の役に立とう」
と考えられない、つまり、尊敬に値しない価値観です。
皆様のご意見をお待ちしています。
追伸
医療現場の是正を訴えるために、勤務の間に寝る間も惜しんでブログ活動をしているという方がおられました。この人は、実名を公表すべきです。患者が忌避できるように。そんな医者に診てもらいたいとは思いません。
寝るべきです。患者のことを思うなら、少しでも寝て、万全の体調を維持することの方が、当然優先されるでしょう。寝る間も惜しむなら、患者を診るのをやめるべきだし、患者を診るのなら、ブログなどやめて寝ていなければ、
誰が睡眠不足の医者にかかりたいと思いますか。
by RAM
余話として…その6(医師・教…