NHK朝ドラのワンシーンの台詞だ。
噺家になりたい主人公の初舞台?で、失敗した未熟さを、「来ないで」と頼んでいたお母さんが見に来て
緊張したから失敗した言訳の台詞だ。
主人公のお母さんは呆気にとられながらも、受け止めて優しく抱きしめる。
母親とは、我儘がぶつけられる存在で、またそれを受け止め、そして諭す役割が望ましい・・。
私には程遠い存在だ。
娘達に言わせれば、百獣のライオンの如く崖から突き落とされ、傷口には塩を摺込み、御丁寧に七味唐辛子を降りかけられて育ったと言う。
あまりの恐ろしさに不良にもなれなかったと。
長女が小学校低学年の頃だったと思うが、私は左足首の靭帯損傷でギブスをはめていた。
医者は、本来は手術すべき所なのだけど、入院は子供が小さすぎて無理だからという私の意見に脅され、ギブス固定で自宅で安静!と厳重に言い渡された。そうでないと一生不自由な歩き方になりますよと、今度は逆に脅された。
人に任せる事が不得意な私は、ギブスをつけたまま、結局は家事をこなしながらも、歩く事は避けていた。
そうした時に、長女は習い事の先生との約束をすっぽかし、友達の家だか忘れたが、出かける所に私にバレてしまったのだ。
長女は私が歩けない、走れないと思ったのだろう。走って逃げたのだ。甘い!
私はライオンの子供がハイエナに襲われる寸前に、救いに走り出した母ライオンの様に走り出した。
陸が苦手のジュゴンでも、その頃は痩せていたし所詮、相手は小学生の足だ。
深手を負っていようともライオンが勝つに決まってる。
直に長女は捕まり、と言うよりもあまりの気魄に、メビウスの目を見てしまったかのように、固まって動けなくなったそうなのだが。
長女は、今でもその時の夢を見るそうだ。
その左足だが、子供を恐怖に陥れた天罰か、歩いたり、走ったり何でもできる、が!動くたびにグシャ、グシャと変な音をたてる。ホホホホホ・・・・。
何故に私はこんなに厳しいか?
持って生まれたものかもしれないが、逆に私の宿敵の姉は何でも人のせいにする人だった。
私に言わせれば、人のせいにする人は、能力実力がないからだ。
能力、実力は、何においても丹念な積み重ねが必要だ。
やれる事は全てやった上で、それでも結果が伴わない事もあるかもしれない。
でも、努力した本人は、持てる力を出し切ったのならば人を恨んだり、罵ったり、人のせいにする事は有り得ないのでは?と思う。
その意味で、姉は積み重ねが足りてないから、人の噂話に終始するのだ。
ナンチャッテ、こんな所で吠えてもね・・・。
ところで、娘達はどれくらい「お母さんのせいよ!」と言いたかったか?
聞いてみたいが、多分答えるのも恐怖で言えないだろうな・・。
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コメント(2)
ひとりで大笑いしてしまいました。kirapikaさんはどんな人なんでしょう?檻越しに見てみたいです。失礼。
私も随分親のせいにしたり、主人のせいにしました。その分、娘から返って来てます。「お母さんのせいだからね!」と。歴史は繰り返す、です。
2007/12/7(金) 午後 2:43 [ kaede ]
始めまして!履歴から来てみましたところ、恐ろしいお話が…笑ってしまいました(^o^)また来ます、kirapikaさんもまた来てね。追いかけないでね怖いから(笑)
2007/12/7(金) 午後 4:25