都築総合学園
1956年創設。都築学園、都築育英学園など9つの学校法人と財団法人などで構成される。都築泰寿容疑者が総長を務める。福岡市の第一薬科大学や福岡第一高校、鹿児島県霧島市の第一工業大学をはじめ、北海道、仙台、東京、大阪、神戸、広島など全国規模で大学から幼稚園、専門学校まで約45校を運営する。99年には福岡市の百貨店、岩田屋の旧本館と新館を買収した。
都築総合学園 都築総長を逮捕 強制わいせつ、容疑否認
(2007年11月14日掲載) 福岡県警捜査一課と筑紫野署は14日、エレベーター内で女性事務職員にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで、第一薬科大や福岡第一高校などを運営する学校法人グループ「都築総合学園」総長、都築(つづき)泰寿(やすひさ)容疑者(71)=福岡市南区玉川町=を逮捕した。同法人が運営する大学では、女性事務職員たちが都築容疑者から日常的にセクハラ(性的嫌がらせ)行為を受けているとの情報があり、県警は余罪があるとみて調べている。
県警によると、都築容疑者は「絶対そういうことはしていない」と容疑を否認しているという。
調べでは、都築容疑者は昨年10月14日午後6時半ごろ、学長を務める福岡県太宰府市内の大学で、エレベーター前で都築容疑者を見送るため立っていた女性事務職員(22)を無理やりエレベーター内に連れ込み、逃げようとする女性の肩をつかむなどの暴行を加え、胸などを触った疑い。
県警によると、女性事務職員は、その後も都築容疑者から日常的にセクハラなどの行為を受けていた。女性事務職員は「都築容疑者や他の大学職員から『おまえがだまっておけば秘密になる』と口封じをされた」と話しており、同法人が残業代名目で現金を提供していたという。
女性事務職員は今年10月、筑紫野署に被害届を出していた。
同法人が運営する大学では、セクハラ被害を避けるためとして(1)女性は1人で歩かない(2)エレベーター内の照明を明るくする(3)制服のスカートをスラックスに代える−などの自衛策を取っていた。
被害に遭った女性事務職員もエレベーター前で都築容疑者を見送る際、同僚の女性職員と手を結んで自衛していたが、都築容疑者から引き離され、エレベーター内に1人で連れ込まれたという。
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