博多券番の芸妓(げいぎ)衆が総出演し、長唄や小唄、義太夫節などを披露する舞台「博多をどり」が7日、福岡市博多区下川端町の博多座で始まった。
同舞台は1991年、「芸どころ博多」の伝統芸能の保存・育成を目的に博多伝統芸能振興会が設立されたのを機に始まった。今年で17回目。
この日は、元芸妓を含む27人が出演。長唄「秋の色種(いろくさ)」や常磐津節「もやい船」などを披露した。踊り手の立方(たちかた)による華やかな舞と、演奏者の地方(ぢがた)による滑らかな三味線や唄(うた)に、800人の観客は魅了されていた。
明治、大正時代、福岡には2000人を超す芸妓がいたが、近年は減少の一途。今年は7年ぶりに3新人が同券番に入り、この日の舞台で初めてお披露目された。立方のすずめさん、小桃さん、地方の愛佳さんが登場すると、大きな歓声がわいた。
同舞台は8日まで。午前11時、午後2時半の2回公演が行われる。
=2007/12/07付 西日本新聞夕刊=
同舞台は1991年、「芸どころ博多」の伝統芸能の保存・育成を目的に博多伝統芸能振興会が設立されたのを機に始まった。今年で17回目。
この日は、元芸妓を含む27人が出演。長唄「秋の色種(いろくさ)」や常磐津節「もやい船」などを披露した。踊り手の立方(たちかた)による華やかな舞と、演奏者の地方(ぢがた)による滑らかな三味線や唄(うた)に、800人の観客は魅了されていた。
明治、大正時代、福岡には2000人を超す芸妓がいたが、近年は減少の一途。今年は7年ぶりに3新人が同券番に入り、この日の舞台で初めてお披露目された。立方のすずめさん、小桃さん、地方の愛佳さんが登場すると、大きな歓声がわいた。
同舞台は8日まで。午前11時、午後2時半の2回公演が行われる。
=2007/12/07付 西日本新聞夕刊=