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強制わいせつ:都築学園前総長を再逮捕へ 別の職員にも

 都築学園グループの前総長、都築泰寿(やすひさ)容疑者(71)による強制わいせつ事件で、都築容疑者が別の女性職員にもわいせつ行為をしていた疑いが強まり、福岡県警は5日にも都築容疑者を強制わいせつ容疑で再逮捕する方針を固めた。県警は都築容疑者が学園トップの地位を利用し、日常的にわいせつ行為を繰り返していたとみている。

 調べでは、都築容疑者は昨年10月、福岡県太宰府市の第一福祉大のエレベーター内で、20歳代の女性職員の体を触るなどした疑い。女性は同月、県警筑紫野署に被害届を出していた。女性は職場の上司にも相談したが、「絶対に話すな」と口止めされ、現在は別の部署に異動したという。

 都築容疑者は昨年10月14日午後6時半ごろ、同じ大学のエレベーター内に別の女性職員を連れ込んで胸を触ったり、無理やりキスをしようとしたなどとして、先月14日に強制わいせつ容疑で逮捕された。都築容疑者は調べに「無理やり連れ込んだり、体を触ったりしていない」と一貫して容疑を否認しているという。

 県警の調べで、これまでに十数人の女性職員が都築容疑者のセクハラ被害に対し、学園側に抗議文を出していたことが判明。一部の職員は直後に「総長命令」として学外に配置転換されたことも明らかになっている。

 一方、学園側は3日、都築容疑者の逮捕を受け、事件の調査や再発防止を目的とした「第三者委員会」を設置したと発表した。委員長には元東京高検検事長の浜邦久弁護士(73)、委員に弁護士と精神保健福祉士各1人を選任。今後、関係者の聞き取り調査などを実施する。

毎日新聞 2007年12月4日 15時08分 (最終更新時間 12月4日 22時34分)

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