「最近新聞読んでも暗い話ばかりやねえ」。先日、タクシーの運転手さんに、そう言われました。おっしゃる通りです。社会面が、殺人事件や虐待などやりきれない記事で埋まってしまうこともしばしば。私たちにとって本来、紙面づくりを終えた時の達成感は格別なのですが、そんな日は正直、重い気分になります。そこで、文字が大きくなる来週から心温まる「ほっとTime」というコーナーを随時掲載します。しみじみした話や、街に埋もれたいい話……。みなさんからの特ダネもお待ちしています。(社会部・砂間裕之)
毎日新聞 2007年12月6日 大阪朝刊