ノンアルコール飲料好調 京のホテル、ドライバー客に照準
12月7日9時49分配信 京都新聞
ドライバー客の需要が高まっているノンアルコールカクテル(京都市下京区・リーガロイヤルホテル京都) |
9月の改正道路交通法施行で飲酒運転の取り締まりが厳しくなる中、京都市内の主要ホテルのバーやレストランで、ノンアルコール飲料の需要が高まっている。各ホテルは、独自に考案したカクテルや機能性食品を配合したドリンクなどの新メニューを投入し、ドライバー客の取り込みを図っている。
リーガロイヤルホテル京都(下京区)では、ホテル内のバーが青リンゴのシロップにライムなどを合わせた「アップルクーラー」など7種類のオリジナルノンアルコールカクテルを考案。10月から販売を始めた。
メニュー追加後のバーにおけるノンアルコール飲料の注文数の割合は約25%と、追加前より約5ポイント増加。改正道交法は同乗者への罰則規定が盛り込まれており、「ノンアルコール飲料を豊富にして、ドライバーがいるグループが互いに遠慮せずに楽しめるバーとしてアピールしたい」(料飲部)という。
京都ブライトンホテル(上京区)は、レストランで6月から本格販売している天然の山ブドウを使ったカクテルなどノンアルコール飲料2種類が好調。ノンアルコールビールを合わせた同飲料の10月の販売数は、前年同月の5倍となる55杯に伸びた。
京都ホテルオークラ(中京区)は、ノンアルコール飲料の開発チームを組み、昨年から新メニューを順次販売。第3弾として今年9月からレストランで販売している機能性食品配合の「ミス・コエンザー」は、顧客の健康志向や厳しい残暑も追い風となり、9月から2カ月間の販売数が目標を2−3割上回った。同ホテルは「男性客を中心とするドライバーの志向を探りながら、新たなメニューの開発を進める」(営業企画部)としている。
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