福岡県いじめ問題に関しての要望書内容について
06年11月25日
 
福岡県いじめ問題に関しての要望書内容について

まずこの問題について、

更新に時間がかかってしまっていることをお詫びしたい。

今回、

多数の問い合わせを頂いた、

要望書提出時における教育長とのやりとりについて掲載したい。

H18.11.2

福岡県筑前町役場にて教育委員会との話し合いの席に着いた。

話し合いでの質問の内容は、

ご両親から託された質問を含めて主に4つ。


・調査委員会の立ち上げはいつになるのか?

・3週間という期間の間、学校、教育委員会は何をしてきたのか?

・学校側の関係者、元担任はなにをしているのか?どういう状態なのか?

・いじめグループが新しいターゲットに対して「いじめ」を再開してるのを しっているのか?


以上である。

教育長からの解答はこうだった。


1.調査委員会は1週間以内に立ち上げられる予定です。

2.原因究明も大切であり担当者が対応している。
  現場の学校では残された生徒達の心のケアを最優先とし、
  カウンセラーを入れるなどの対応をしている。

3.学校代表、元担任はこういった場(教育委員会を含む公の場)には
  出席することができない。現場の子ども達のケアを最優先するようにと、当方(教育委員会側)から指示を出しております。
  また、元担任については現在、入院中であり新聞も読めない状態で、
  公の場に姿を表すことは出来ない。

4.新たに「いじめ」が行われてることについては、
  事実関係などを確認しておりません。早急に対応させます。

とのことだった。

おそらくこうなることは分かっていた。

確かに現場に残された生徒達の心のケアは大事であるし、

安全が最優先であることが大前提である。

原因究明と心のケアを両立させることは非常に難しい。

しかしである、

だからと言って原因究明をしないまま、

調査委員会を立ち上げて動かさないままでは、

第2第3の犠牲者が出てしまう。

ご両親が一番に言っておられたのはそこである。

原因を放置していたままでは、

いつまでたっても問題は解決していかない。

「いじめ」を根絶するのは非常に難しいが、

減らしていく努力は出切るはずだ。

ひとつでも原因を明らかに対策していくことこそが、

いじめ問題に対するまっすぐな姿勢なのではないか。

学校.教育委員会・PTAが一丸となって、

ひとつの方向に向かって努力することが責務だと思う。

現実として、また新たな「いじめ」が始まってしまっている。

目を背けてはならない事実がそこにあるのだ。

その場で、ご両親と連名で署名した 要望書 を提出した。

俺がやれることは限られているかもしれない。

しかし絶対にあきらめず最善を尽くしていきたいと思う。



写真は時事通信提供。
大仁田 厚 | 政治日誌 | 18:49 | - | - |