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リウマチ薬副作用で134人死亡 製造元が厚労省に報告

 抗リウマチ薬「リウマトレックス」(一般名・メトトレキサート)による副作用の疑いで、99年3月から昨年11月までの間に831人が骨髄抑制や間質性肺炎などの症状を訴え、うち134人が死亡していたことが12日、製造元のワイス社(東京都中央区)から厚生労働省への報告で分かった。推定で約11万7千人が使用しており、同省安全対策課は「承認時に海外での副作用事例は把握し、注意喚起してきた。効果が高い薬は副作用も強い。危険を理解して服用してほしい」と呼びかけている。

 関節リウマチは、手足などの関節に炎症が起こり、関節の骨や軟骨を破壊してしまう進行性の病気。リウマトレックスは99年に承認されたカプセル剤で、免疫を抑制し、関節の炎症を抑える作用があり、長期間使用している患者も多い。

 死亡した134人のうち、骨髄抑制などの血液障害が50人、間質性肺炎が49人など。60、70代の女性が中心だった。

 ワイス社側は、添付文書などにどんな病院が処方可能かなどの警告を列挙するとともに、医師らに対し、副作用の初期症状を見逃さないよう指導する「適正使用情報」を8回にわたって出していた。だが、報告された死亡例の中には、この薬を服用してはいけない禁忌となっている腎障害や慢性肝疾患の患者も含まれていたという。

(2005/02/12)


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