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2007年12月7日

 卓球の福原愛選手の北京五輪出場が確実になった。世界ランキングで10位に入ったことで、出場のお墨付きを手にした

北京への道も、いろいろである。野球やサッカーは厳しい予選を勝ち抜いて、五輪切符を手にした。北陸勢が活躍するトランポリンやウエイトリフティングは、出場枠は手に入れたが、代表選手の選考はこれから。飛び込みやカヌーも、新しい年が正念場となる

北京五輪は盛り上がりを見せるが、次の次を目指す東京の五輪誘致は低調ムードで、都知事が懸命に旗を振る「石原五輪」と、冷ややかな声も聞かれる

その石原知事のご機嫌がよろしくない。豊かな都の財布に、あれやこれやと手を突っ込まれるからである。地方との税収格差の是正策として、法人事業税が再配分される雲行きである。検討が進む「ふるさと納税」も、都知事は目の敵にしている

「金持ち、けんかせず」という。争っても得することはないのだから、他人とは争わないのが金持ちだそうな。「夢を見ようよ」と五輪をぶち上げる太っ腹なら、地方にも愛想を振りまいてもらいたい。それでこそ、誘致の大合唱も起きるというものだろう。


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