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クマのツヨシ:新妻と同居 人気の「悩みポーズ」に新技も

マーヤ(左)の前で「悩みのポーズ」をするツヨシ=徳山動物園提供
マーヤ(左)の前で「悩みのポーズ」をするツヨシ=徳山動物園提供
「真っ黒ボール」のポーズをするツヨシ=徳山動物園提供
「真っ黒ボール」のポーズをするツヨシ=徳山動物園提供

 新婚生活は順風満帆?--。山口県周南市の徳山動物園で、人気の「悩みのポーズ」が影を潜めていたマレーグマのツヨシ(20歳)が新妻マーヤ(2歳)と同居を始め、6日に一般公開された。おてんばマーヤ(人間なら10歳すぎ)に、中年のツヨシ(同30代後半~40代前半)はたじたじ。「悩み」とともに新ポーズも披露し、完全復活を果たした。

 ツヨシは昨年12月、メスのレーコ(当時23歳)に先立たれ、独りで丸1年を過ごしていた。マーヤは11月15日に名古屋市東山動物園から嫁入り。半月間、さく越しのお見合いで互いに認め合い、晴れてゴールインした。

 体力で上回るマーヤはおりの中を自在に動き回り、ツヨシは追いかけるのに必死。苦手な木登りでは近づけず、頭をたたいたり抱えたりして「悩みのポーズ」を連発。体を丸める「真っ黒ボール」や、棒切れを両手で抱える新ポーズも見られるようになり、家族連れを沸かせた。

 マーヤは繁殖には若いため、赤ちゃん誕生は1~2年先の見込み。飼育担当の山崎真さん(32)は「仲良くじゃれ合っていてホッとした。カップルで頑張ってほしい」と見守っている。【内田久光】

毎日新聞 2007年12月6日 21時59分 (最終更新時間 12月6日 23時46分)

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