憲法九条を守る活動をしている「九条の会・京築」(事務局長・沖勝治元苅田町長)は太平洋戦争開戦の日の8日、行橋、豊前両市と苅田、築上両町で反戦を訴えるリレートークを行う。

 太平洋戦争は1941年12月8日に日本軍のハワイ・真珠湾攻撃で始まった。沖事務局長らは「多くの人命を失い国土が荒廃した惨禍を思い起こし、二度と過ちは繰り返さないという反省を生かすために、九条を守るべきだ」と訴え、3回目のリレートークを行う。

 当日は「繰り返すまい! 戦争への道」との横断幕を掲げ、同会の1080人のメンバーの中から希望者がハンドマイクで主張を訴える。当日はJR行橋駅東口(午前9時半)からスタートし、苅田町二崎交差点(同10時10分)、同町殿川町・サンリブ苅田(同10時半)、築上町築城基地正門近くの国道10号交差点(同11時半)、築上町役場前(正午)、豊前市民会館(午後1時)と回る。

 開戦を告げるラジオ放送の録音や、8日が命日で平和を愛したジョン・レノン(元ビートルズ)の名曲「イマジン」のテープも流す。

 沖事務局長らは「憲法九条改正の動きは続いている。運動を進めるために行橋市と苅田町では中学校区ごとに九条の会をつくりたい」と話していた。

=2007/12/07付 西日本新聞朝刊=