ハルシオン
とりあえずベタなところから。
ハルシオン(Halcion)ファイザー株式会社が出しています。
ファイザーさんといえば色々と有名なお薬はありますが、このハルシオンはもともとファイザーさんが作ったものではありませんでした。
昔はアップジョンという会社さんが作っていたんですよ。
ま、そこは大人の事情もありますので、多くは触れませんが。
そんなお話はさておいて。
世の中での印象はあまりよくないと思われるこのお薬。
ドラマの自殺のシーンで使われていたり(って古いかな)ネットでも色々言われたりもしていますが、そんなに凄いお薬ではありません。
まず、0.125mgと0.25mg があります。
俗に前者は「金のハルシオン」、後者は「銀のハルシオン」と呼ばれちゃったりもします。
因みにこの数字は錠剤の重さではなく有効成分の含有量ですのでお間違いなく。
お薬には名前がいくつかありまして、まず「ハルシオン」というのは商品名です。
更に一般名という呼び方もありまして、それは「トリアゾラム(Triazolam)」といいます。
商品名である「ハルシオン」はファイザー社のみが名乗れるもので一般名の「トリアゾラム」は総称になります。
ジェネリック医薬品でも「トリアゾラム」ということです。
因みに最高血中濃度到達時間は約1.2時間、半減期は約2.9時間、作用時間は7時間ほどといわれています。
そしてそして、よく「睡眠薬」で言われる多幸感とかは味わえません。
ただただ単に眠くなるだけ。
しいて言うなら抗コリン作用で口が渇いたりとかはあるかもしれませんが。
そして致死量は「銀のハルシオン」で60Kgの人が死のうと思った場合、約170万錠(推定計算ですが)が必要です。
…そんなに飲めるか!っていうのが正直な感想です。
そしてもうひとついうなればこれは「睡眠薬」ではなく「睡眠導入剤」と呼ぶのが正しいです。
因みに私と「銀のハルシオン」のお付き合いはまだ1週間程度です。
追加で出してもらったってとこですかね。
…まだ眠れないけど。
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