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自民・中川昭氏が勉強会立ち上げ 保守再結集へ旗揚げ

2007年12月04日23時26分

 自民党の中川昭一・元政調会長が4日、「保守勢力の再結集」を掲げ、新たな勉強会を立ち上げた。同党や無所属の国会議員ら代理を含めると、初会合の参加者は59人。会長に就任した中川氏は「福田首相と党執行部を全面的に支援する」と強調しているが、総選挙後をにらみ、党派の枠組みを超えた保守派結集の核となる可能性もありそうだ。

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勉強会であいさつする中川昭一氏(中央)。右は平沼赳夫氏=4日午後、東京・永田町の憲政記念館で

 この日、東京・永田町で開かれた初会合には、自民党の町村、津島、古賀、伊吹、高村、麻生各派や無派閥、無所属の議員30人が出席した。勉強会は、安倍前首相の「戦後レジームからの脱却」路線の継承をめざしており、中川氏は「数カ月前まで、みんなが『やるべきだ』と言っていたことが忘れ去られてはいけない」と訴えている。

 人権擁護法案の国会再提出に向けた議論が再開するなど安倍路線転換の動きに、党内の保守派は警戒感を強めている。最高顧問に就任した郵政反対組の平沼赳夫氏(無所属)はあいさつで「やるべき改革は大胆にやる。だが、文化や伝統、侵してはならないものを守る政治の姿勢が大切だ」と呼びかけた。

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