2007年12月05日

◆ オタクと結婚


 「オタクが女性と交際できないので困っている」
 という話はよく聞く。それに対して、私は前に、対策を示したことがあった。しかし、この方針は、問題があるようだ。
 実は、オタクというものは、そもそも結婚するべきではないようだ。オタクは、生涯、誰とも結婚できないでいるのが正しい。……それが新たな結論だ。

 ──

 まず、「女性と交際・結婚できないので困っている」というオタクに対して、
 「こうすれば大丈夫」
 という方針を前に示したことがあった。下記の各所。
  ・ http://openblog.meblog.biz/article/76637.html ひきこもり対策
  ・ http://openblog.meblog.biz/article/23985.html 脱オタク

 以上によって、オタクも何とか結婚できることが可能になるだろう。簡単にできるわけではないが、とにかく結婚できるようになる。その意味では、目的は達成されるようになる。

※ なお、「簡単に結婚したい」と思う人は、まず頭を変える必要がある。
 世の中には「努力してできる方法(良い方法)」と「努力してもできない方法(悪い方法)」はある。
 だが、「努力しないでもできる方法」というのは、タナボタである。そんなものは、バーチャルな世界にしかない。どうしてもそれを望むのであれば、空から金と女が降ってくるのを待ちなさい。


 ──

 さて。たとえオタクが結婚できるようになるとしても、それで問題は解決するか? 「解決する」と私は思っていたが、これは根本的な間違いであった。
 たしかに、オタクである男性の側は、問題が解決する。しかし、オタクと結婚する女性の側は、最悪の事態になる。その女性は、最悪の不幸な境遇になるからだ。オタクと結婚した女性は、地獄に堕ちるようなものだ。

 これについて、具体的に報告した記事が、朝日新聞に掲載された。朝日もたまには、有益な記事を掲載するものだ。(朝日・朝卒・生活面 2007-12-05 )
 趣旨は、次の通り。(物事を女性の側から見る。実話。)

 ──

 妻と夫がいる。妻は夫がオタクだとは知らないまま結婚した。夫はふだんは、理論的で、話題も豊富で、しゃべりは面白いので、素敵な男性だと思っていた。そのまま結婚した。
 だが、新婚旅行から帰って、変だなと思った。夫は自宅に戻ると、「ああ、家が消滅する」とうめいた。そのあと、パソコンの置かれた部屋に入った。何をしているのかと思ったら、ネットの仮想空間に建てた家をいじっている。
 夫はいつも、そこでロールプレイングゲームをする。ウルティマオンライン、エバークエストなどだ。「1時間だけ」と夫は言うが、1時間では済まない。夫婦の会話もほとんど皆無。
 妻はふだん、家庭のことを夫と相談したいのだが、夫は会話をしてくれないで、ネットの世界に閉じこもるばかり。夫は家事も子育ても何もしない。「フロ」「メシ」だけを妻に求めて、あとはずっとパソコンに向かいっぱなし。「ひきこもり」と同じ。
 かくて妻は自分を「ネット未亡人」と称する。夫婦ですることがないので、妻もネットの世界でブログで書き込む。「私はネット未亡人です。夫はネトゲ依存症です」と。また、同病相憐れむで、「私もネット未亡人です」と語りあうサイトもあって、そこで語りあったりする。
 妻が世間話で「近所の人が散歩していたよ」と話しかけると、夫はいきなり怒り出す。「ゲームをしているのを責めるのか!」と。「ちゃんと仕事をしているんだ。好きなことをして何が悪い!」と罵声をがなりたてる。よほど自分でも後ろめたいせいだろう。だが、急に怒り出すので、妻は怖くなって話しかけられなくなる。
 あまりにも罵られて、妻の方は耐えきれなくなって、自分の手を刃物で傷つけていた。血まみれになり、数針縫った。精神科に行くと、「鬱病の寸前」と診断された。

 ──

 この女性は、鬱病になる前であって、まだ鬱病にはなっていないし、自殺もしていない。その意味では、今のところは大丈夫だ。しかし、この女性も、いつかは自殺しかねない。

 となると、オタクが女性と結婚するということは、オタクのせいで死んでしまう女性を増やすということだ。これじゃ、最悪ですね。
 ときどき、「私の本業は医者です」というオタクもいるが、彼が救う人命と、彼が殺す人命は、どちらが多いだろうか? 外科医ならば人命を救うこともあるだろうが、皮膚科医ぐらいだと、「救った人命はゼロで、殺した人命が一つ」というふうになりかねない。
 ま、医者はともかく、普通の人でも、人を殺しかねない。オタクであれば。また、彼が再婚したりすると、人を何人も殺しかねない。それも、「妻の自殺」という形だから、罪を問われずに。
 このようなオタクが結婚するということは、社会悪である。オタクも生きていく権利はあるが、オタクが結婚する権利はない。なぜなら、オタクが妻を殺す権利はないからだ。

 結論。
 オタクは結婚しないのが正しい。結婚すれば社会に害悪をふりまく。オタクはそのまま絶滅して、おのれの遺伝子を減らすのが、彼のできる唯一の善行である。
 とにかく、オタクは結婚してはならないのだ。「萌えオタク」みたいに、アニメキャラなどが好きであれば、アニメキャラと一生過ごせばいい。間違っても現実の女性と過ごそうなどと思ってはならない。オタクというものは、この世に存在するのが間違いなのだ。さっさと滅亡してしまうのが一番いい。

( ※ オタクがまともに生きることができる世界はあるか? ある。それは、バーチャルな世界である。一方、現実の世界には、オタクの居場所はないのだ。オタクが現実の世界に存在するというのは、そのこと自体が間違っているのだ。オタクはさっさと現実世界から消滅するべし。)



 [ 付記 ]
 以上の話は、あまりにも過激なので、憤激を買いそうだ。
 だから、オタク向けに、以上の文章の正しい読み方を解説する。(オタクは、漫画を読むことはできても、文章をちゃんと読めないから、いちいち解説してあげるわけだ。小学生向けみたいに。)

 以上の文章の意味は、
 「オタクは死ね」
 ということではない。
 「オタクを直せ」
 ということだ。
 「おまえはオタクだからさっさと死んでしまえ」
 ということではなく、
 「オタクは死ぬ以外にないのだから、さっさとオタクをやめろ」
 ということだ。つまり、
 「更生しろ。社会復帰しろ。さもなくば生きていけない」
 と述べているわけだ。

 この解説は、当り前ですね? 
 「いちいち解説されなくても、そんなことはわかっている。言われるまでもない。蛇足の説明を書くな」
 と思ったのであれば、あなたは正常です。
 「本項でオタクの悪口を言う著者は、けしからん!」
 と思ったのであれば、あなたは異常です。

 ──

 本項は、あなたの「オタク度」をチェックするテストでした。
 テストにパスしましたか? 引っかかったオタクは、注意しましょう。



 [ 補足 ]
 あまりにも救いがない感じなので、一つだけ、救いの言葉をあげます。
 オタクが結婚できる方法は、一つだけあります。それは、オタク女性と結婚することです。コミケあたりでコスプレをしているような感じの女性。
 そういう女性となら、夫婦でオタクごっこをして、うまくやれるでしょう。奥さんが萌えキャラの格好をしていれば、夫は奥さんの方を振り向くかも。で、夫婦でメイド喫茶ごっこをしたりする。

( ※ 索漠とする感じだが、ま、夫婦でSMごっこをするようなものだし、勝手にやってくれ、という感じ。ともあれ、間違っても、普通の人の世界にまぎれこんだりしないでくださいね。迷惑だから。)
( ※ オタクというのは、同性愛と同じようなものだ。夫婦で閉じこもっていて、社会に はみ出さない限りは、迷惑ではない。ただし、普通の人と普通の生活を送ろうとすると、とんでもないことになるが。)

 ──

 【 解説 】
 本項のまとめ。
 要するに、オタクと非オタクが結婚した場合、次のいずれかになる。
  ・ 妻の命が消える。 (夫はオタクのまま)
  ・ 夫のオタクが直る。(妻の命は救われる。)

 そのどちらかである。二者択一。
 そのどちらもイヤだと思うのなら、夫は結婚するべきではないのだ。それが結論。

( ※ それというのも、本質的に言って、オタクと結婚とは、水と油だからだ。共存不可能。)

( ※ なお、夫のオタク度が半分ぐらいである場合には、程度も半分になる。妻は半分だけ死ぬとか、夫は半分だけオタクとして生きるとか、そんなものである。こういう夫婦は、けっこう多い。……半分だけの夫婦生活、みたいなものか。)

 [ オマケ ]
 とにかく、オタクからは抜け出すことが大事。
 しかし、「自分はどうしてもオタクから抜け出せない」という人もいるでしょう。それはまあ、麻薬中毒と同じ。かわいそうですねえ。……どこかの更生施設で治してもらうといいんじゃないでしょうか? 精神病院でもいいけれど。
 とにかく、「自分は異常だ」と自覚して、異常性を治そうという気構えを持つことが前提です。
 では、「自分は異常だ」と気がつかなかったら? それはまあ、精神病の患者と同じなので、どうしようもありませんね。完全に発症した気違いに対して説得することは不可能。強制収容する以外、治す方法はありません。諦めてください。
  


  【 参考 】

 参考として、次の過去記事もある。

  ・ http://openblog.meblog.biz/article/7030.html  萌えの本質
  ・ http://openblog.meblog.biz/article/8634.html  バーチャルな自己
  ・ http://openblog.meblog.biz/article/150860.html セカンドライフ

 
posted by 管理人 at 19:40 | Comment(2) | コンピュータ_09
この記事へのコメント
 「オタクなんですが、告白されました。どうしたらいいでしょう?」
 というネット人生相談。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2649198.html

 本項目とかなり共通する話題なので、さらに詳しく知りたい人向け。

 「オタクはたとえ告白されても、そのまま別れるのが、おたがいのため」
 と答える人が多いようだ。オタクの恋愛経験者も含めて。
Posted by 管理人 at 2007年12月05日 23:29
 本項を書いた私に対して、次のような批判が来るかもしれない。
 「おまえはそんなにオタクが嫌いなのか? オタクが憎いのか?」

 いえいえ、そんなことはありません。会ったこともないオタクを嫌いになるはずがありません。
 私が嫌いなのは、私の中のオタク性だ。   (^^);

 私もちょっと、オタクっぽいところがある。いい年をして、漫画は大好きだし。村上隆のフィギュアもなかなか気に入っている。
 で、私のオタク度は、たぶん 20%ぐらいだろう。世間には 0% の人もけっこういるから、私のオタク度は、真面目な人よりは高く、たぶん、世間標準ぐらいだろう。
 で、これ以上オタク度が高まるのが、いやなんです。だから「オタクなんか駄目だよ」と自分に言い聞かせたいわけです。だから、しつこく、「オタクになっちゃ駄目だよ」と書くわけだ。

 本項を読んでいるあなただって、そうでしょう? 
 「なるほど、オタクになっちゃ駄目な」
 と思う人が大部分でしょう。共感するわけですね。そういう人が、本サイトの読者には多いはずだ。

 一方、それ以外に、次の人々もいる。
  ・ 「オタク? 何のことですか? わかりません」 
  ・ 「おれはオタクだ! オタクで何が悪い!」

 ま、そういう人は、本サイトの読者には、向いていません。どこかよそへ行った方が良さそうです。

Posted by 管理人 at 2007年12月06日 01:11
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