違反次々…警察も我慢限界 酒気帯び教諭懲戒免 県教委
福岡県教委は9日、同県筑前町立三輪中学校の養護学級担任、田中和人教諭(54)を、酒気帯び運転や運転免許停止処分中の無免許運転などの交通違反を重ねた上、学校に報告していなかったとして懲戒免職処分とした。
県教委は10月から、元福岡市職員の飲酒事故を受け、酒酔い運転は原則懲戒免職処分とする方針に厳罰化。今回は酒気帯び運転だが、違反を繰り返していることを重視。「一連の行為は悪質」として懲戒免職とした。
県教委によると、田中教諭は7月13日、帰宅途中にコンビニで買った缶ビール1本を飲んで車を運転し、酒気帯び運転で県警に摘発された。8月末から90日間の免停処分となったが、9月10日にシートベルトを着用せずに摘発されるまで通勤に車を使っていた。朝倉署から校長に連絡があり、発覚した。
同教諭は今年1月から6月まで一時不停止など4件の交通違反を起こし30日間の免停処分も受けていた。1991年には酒気帯び運転で人身事故を起こし、停職5カ月の処分を受けている。
同校では今年10月、2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる事件が起きている。
=2006/11/10付 西日本新聞朝刊=
福岡県教委は9日、同県筑前町立三輪中学校の養護学級担任、田中和人教諭(54)を、酒気帯び運転や運転免許停止処分中の無免許運転などの交通違反を重ねた上、学校に報告していなかったとして懲戒免職処分とした。
県教委は10月から、元福岡市職員の飲酒事故を受け、酒酔い運転は原則懲戒免職処分とする方針に厳罰化。今回は酒気帯び運転だが、違反を繰り返していることを重視。「一連の行為は悪質」として懲戒免職とした。
県教委によると、田中教諭は7月13日、帰宅途中にコンビニで買った缶ビール1本を飲んで車を運転し、酒気帯び運転で県警に摘発された。8月末から90日間の免停処分となったが、9月10日にシートベルトを着用せずに摘発されるまで通勤に車を使っていた。朝倉署から校長に連絡があり、発覚した。
同教諭は今年1月から6月まで一時不停止など4件の交通違反を起こし30日間の免停処分も受けていた。1991年には酒気帯び運転で人身事故を起こし、停職5カ月の処分を受けている。
同校では今年10月、2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる事件が起きている。
=2006/11/10付 西日本新聞朝刊=