福岡・筑前 三輪中いじめ自殺事件

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いじめ自殺、因果関係「調査中」 三輪中校長、遺族に説明(朝日新聞)

いじめ自殺、因果関係「調査中」 三輪中校長、遺族に説明 /福岡県


 筑前町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、遺族と合谷智(ごうやさとし)校長は6日夜、遺族宅で面談した。面談は4時間を超え、遺族によると、学校側は複数のいじめの存在を報告したが、自殺との因果関係については「他の要因の存在も含め調査中」と説明。「今週早々」と約束していた中間報告の延期も伝えたという。
 遺族によると、学校側は2年生の大部分に対して聞き取り調査を行ったことなどを明らかにした。中間報告を延期した理由については「報告できるまでの情報が集まっていない」と話したという。また、遺族と約束していた3回目のアンケートを行っていないことについては「生徒の動揺」を理由に挙げたという。
 問題発覚以降、学校側が遺族にまとまった形で調査状況を知らせたのは初めて。自殺した生徒の父は「物足りなさがあり、もっと掘り下げてもらうよう要望した」としたうえで、「校長先生が口を開いたということで、今後に少し期待が持てた」と語った。中間報告が延期されたことについては「残念です。日付を決めて、できるだけ早く報告してほしい」と話した。

朝日新聞 11/08 朝刊

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