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一目均衡表の雲（850円〜878円）を上回り、基準線を転換線が下から上に突き抜けている。チャート的には880円〜900円を底に上昇基調。来年にかけ1000〜1200円が目標株価。

　前日、海外市場で金融株が売られ、東京市場でも金融株は安かったが大引けにかけ買い戻された。短期的には売り込みにくい。しかし一目均衡表の雲が63〜65万円にあり、ここを抜けるかどうかが次のポイントとなる。下のチャートポイントは25日移動平均の約57万円、当面57〜63万円の範囲での動きを予想する。
　年末にかけ55万円〜65万円で中立を予想。本格的な買戻しは年明け以降ではないか？　来年は80〜90万円は可能だ。

ＮＹダウが237ドル下落。しかし、日経平均は持ち直した。これはいい傾向かもしれない。サブプライムの損失処理には半年〜1年はかかるが、株価は常に半年〜1年先を見込むものだから、株価的には一次的な下落は終わったとみていいかもしれない。米系ヘッジファンドの決算もほぼ11月末で終了し、動きやすくなっている。12月は後半にクリスマス休暇があるので、本格的上昇は見込めないが、リバウンドとして60〜65万円はあるかもしれない。

みずほＦＧの保有する証券化商品の残高は5兆6000億円。サブプライム関連の残高は8000億円で、約2割の損失として1700億円を今期に処理する。

当初20兆円程度の損失と予想されたが、これが40〜50兆円に拡大するとの予測がでてきた。
米銀行についてはさらに信用不安が増大している。

週間販売で値下げしたＰＳ３がWiiを逆転。（11月5日〜11日）
PS3 55,924台
Wii 34,546台

　PS3が値下げしたモデルを発売したのは11月11日なので値下げモデルは1日分だけしか集計されていない。今後、さらにＰＳ３が売上を伸ばす可能性もある。
　また、PS3用ソフト「真・三國無双5」が19万本と販売好調。今までのように任天堂一人勝ちの状況に変化がでてきたかもしれない。
　しかし、wii fitはゲーム機というより、ダイエット機器の性格もあり新たな購買層を開拓するだろう。

株価的には7万円超えでは利食い売りが出やすい。110円近辺の為替レートもやや収益的にはマイナス材料。
5万円〜7万円でも推移か？