福岡・筑前 三輪中いじめ自殺事件

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自殺当日「周りの目が死ねと」 友人の保護者語る 福岡・中2自殺(朝日新聞)

自殺当日「周りの目が死ねと」 友人の保護者語る 福岡・中2自殺 【西部】

 福岡県筑前町で、町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを受けていたという遺書を残して自殺した問題で、生徒が自殺した11日、「周りの目がおれに死ねと言っている」などと同学年の友人に語っていたことが、この友人の保護者の話でわかった。友人は、生徒が自殺する直前まで同級生らに「死ね」「消えろ」などと言われ続けていた状況も見ているという。

 友人の保護者によると、自殺当日、生徒は学校でこの友人に「周囲の友人が自分を避けている」「目が『死ね』と言っている」などと話した。友人は両親に相談するよう勧めたが、生徒は「親には心配かけられん」と答えたという。
 この友人は、学校の休み時間に同学年の男子の3、4人のグループが生徒の机を囲んでたたきながら、「死ね」「消えろよ」「うざい(うっとうしい)」「邪魔や」などと日常的に繰り返し言っているのを見ていた。1グループが去ると入れ替わりで別の3、4人が来て、同様のいじめをしていたという。
 この友人は「いじめる言葉が教室中に飛び交っている状況だった」と保護者に話したという。
 同校の合谷智(ごうやさとし)校長は、1年の時の担任教諭が生徒に不適切な発言を繰り返していたことが、生徒間のいじめを誘発し、自殺の誘因となったとの見方を示している。生徒へのいじめを認めた同学年の複数の男子生徒は遺族に対し、「(元担任の生徒への言動を見て)自分たちもしていいと思った」と話している。

朝日新聞 10/28

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